美肌を目指すためには知っておきたい「バリア機能」とは?

バリア機能

健やかな肌に欠かせない「バリア機能」。


一言で「バリア機能」と言っても、実はさまざまな役割を持っています。健やかで美しい肌を作るためにもどんな役割を果たしてくれているかは知っておきたいところ。

今回は美肌になりたい人必見!「バリア機能」の働きについてご紹介します。

 

 

 



■肌のバリア機能は主に2つ!

バリア機能

皮膚の中で「バリア機能」を担当しているのは、肌の一番上にある「表皮」です。0.2mmほどの表皮は、大きく分けて2つの方向で「バリア機能」を働かせています。


(1)外側のバリア機能

外側の刺激や異物から肌を「守る」働きをしてくれるバリア機能です。


(2)内側のバリア機能

肌の内側にある必要なものを「逃さない」働きをしてくれるバリア機能です。

 

 

 



■それぞれどんな機能があるの?

バリア機能

それぞれのバリア機能について細かくご紹介します。


<外側のバリア機能>

外側の「バリア機能」は主に3つに分かれます。


(1)物理的バリア

その名の通り、物理的な刺激から肌を守る「バリア機能」で

・外からの圧力

・紫外線

・温度

・化学物質

・病原体の侵入

などから肌を守ってくれています。


(2)化学的バリア

肌にある化学的作用によって肌を守る「バリア機能」で

・pHを保つ

・汗に含まれる酵素

・適度な皮脂を分泌

これらによって病原体が肌に定着したり増殖したりすることを防ぎ、適度なバランスでうるおいも保ってくれています。


(3)生物学的バリア

主に免疫学的「バリア機能」で、

・異物が侵入することによってできる抗体

によって体を守ってくれています。この作用には、表皮内のランゲルハンス細胞や、真皮内のマクロファージ、T細胞、B細胞などが働いています。(獲得免疫とも呼ばれます)



<内から外へのバリア>

体内の水分や電解質、タンパク質など、肌や体にとって必要な成分が外に放出しないように防ぐ「バリア機能」です。

内側のバリアをしっかりさせるためには、物理的バリア機能や化学的バリア機能が正常に働いていることが大切です。

「バリア機能」というと、外側からの刺激に目を向けがちですが、内側から外側へ逃げないようにする機能も正常に働かなければ、肌の健やかさは保たれません。

 

 

 



「バリア機能」を守ろう

バリア機能

今までもスキンケアについてはお伝えしてきましたが、「バリア機能を守る」ためには「保湿」と「摩擦レス」が何よりも大切です。

簡単にポイントをまとめました。


(1)洗いすぎ注意!

暑い季節は「つい」何度も顔を洗いたくなりますが、洗顔料を使って1日に何度も洗うのは、肌にとって必要なものを洗い流しすぎてしまうので注意しましょう。

また、角質が気になって、酵素洗顔やスクラブを使用するケースもあるかと思いますが、こちらも週に1度程度で様子を見るなど、メーカーの推奨使用頻度を守りましょう。


(2)ゴシゴシNG

洗顔をする時、タオルで水分を拭き取る時、スキンケアを塗布する時、どんな瞬間も「ゴシゴシ」こするのは肌にとって摩擦を起こす瞬間となりますので、控えましょう。

また、暑さが厳しいこの季節は、汗を拭き取る時もおさえるようにして拭き取るようにしましょう。


(3)保湿はしっかり・逃さない

洗顔後のスキンケアは、とにかく「保湿」をしっかりするようにしましょう。健やかな肌の基本は「水分」が保たれていることです。

汗などのベタつきが増えるこの季節は、肌の水分はたっぷりあるように感じてしまいますが、暑さによってかく汗の役割は「汗の蒸発によって体温を下げる」なので、肌は乾燥しやすい環境にあります。

たっぷりの水分を与え、逃さない油分などを補いながら、肌の水分を保つようにしましょう。

どうしてもベタつきが気になる人は、さっぱりしたテクスチャーのものや、塗り重ねによるストレスを感じないオールインワンなどのアイテムもおすすめです。


(4)スキンケアはやさしく塗布

スキンケアは肌に必要なものを与える大切なステップですが、必要以上にマッサージをしながら塗布したり、ぎゅっとおさえたりすると、余計な「圧」や「摩擦」を与えてしまいます。

手をやさしく顔に添えるようなイメージで、そっと肌に触れるようにしましょう。


(5)紫外線などの刺激から守る

スキンケアや摩擦など、セルフケアを意識したら、最後は大きな外的刺激「紫外線」からしっかり肌を守りましょう。

日焼け止めはもちろん、この時期は汗を拭き取る際に落ちてしまうことも多いので、こまめな塗り直し+日傘やアームカバー、帽子などのスキンケア以外のアイテムを使用しながらしっかり肌を守りましょう。


詳しくは「そのスキンケアは大丈夫?実は摩擦が起きているいつものケア」でもご紹介していますのでぜひご参考にしてみてくださいね。

 

 

 



まとめ

バリア機能

一言で「バリア機能」といっても、私たちの皮膚では多くの働きが行われていて、肌や体を健康に保ってくれています。

全ての「バリア機能」が正常に働くことで、私たちの肌は水分が保たれ、健やかに美しくなります。

そのため、日々のスキンケアや紫外線ケアで優しくケアしてくださいね。



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バリア機能

1つで「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」「パック」の5役を叶えてくれる、なめらかな「摩擦レス」オールインワンクリーム。

1ステップでスキンケアが完了するため、多くのアイテムを塗り重ねることによる摩擦を極力防ぎ、肌のバリア機能をやさしく守ります。

・うるおいを与えながら肌荒れを防ぐ「CBD(*1)」

・肌を優しく包む和漢由来の保湿成分「クズ根エキス」「カンゾウ根エキス」

・刺激によって”ゆらぎ”やすくなった肌を整える「カミツレ花油(ビサボロール)(*2)」

・みずみずしいテクスチャーとうるおいを与える「アロエベラ葉エキス(*2)」

・透明感(*3)あふれる肌へ導く保湿・整肌成分「α-アルブチン」「浸透型ビタミンC誘導体(3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸)」「プラセンタエキス」「クロレラエキス」

・うるおいをキャッチ&逃さない保水成分「ヒアルロン酸Na」「スクワラン」「ホホバ種子油」

などをしっかり配合し、バリア機能を守るのに大切な「保湿」x「摩擦レス」が叶うオールインワンスキンケア。

成分とシンプルステップだけでなく、塗布時のテクスチャーにもこだわり、肌をやさしくすべるように伸び広がることで摩擦も抑えてくれます。


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<筆者コメント>

健やかな肌に欠かせない「バリア機能」。

この機能は健やかで美しい肌を保つにはとても重要で、バランスが崩れてしまうと多くのトラブルやエイジングサインの原因につながります。

目に見えた肌トラブルが起こっていなかったとしても、私たちを守ってくれているのはたった0.2mmの角層で、些細なことでダメージが加わりバランスが崩れてしまいます。

逆を言えば、この0.2mmの状態で肌の健やかさが左右されます。

今回はスキンケアを中心にお伝えしましたが、食生活や睡眠時間なども注意しながら、この0.2mmの層をしっかりと守り、美肌をキープ&よりいっそう輝いてくださいね。


〜透明感あふれる、ヘルシーな肌へ。〜


<執筆者:西川美佐子>



*1 カンナビジオール(保湿・整肌)

*2 保湿・整肌成分

*3 乾燥によるくすみにうるおいを与えること