ほとんどの肌トラブルの原因は乾燥肌?!放置は禁物!早めのケアを〜原因編〜

肌悩み

人の数だけある肌悩み。加えてエイジング世代はホルモンバランスの変化がプラスされ、もはや「肌悩みは無数!」と感じますよね。


しかし、これらの原因のほとんどは「乾燥肌」がスタートだということをご存知でしょうか?


今回のテーマでは、多くの肌悩みを解決すべく「原因編」と「対策編」の2回に分けてご紹介します。

 

 



■乾燥肌から生まれる肌トラブルとは?

肌悩み

最初に、乾燥肌から生まれる肌トラブルの代表例を見ていきましょう。


1)見た目のカサカサ・赤み・かゆみ

「乾燥肌」のイメージといえば思いつく人も多い「カサカサ」「赤み」「かゆみ」。これらは肌そのものに水分が不足しているため、肌表面である角質にまで水分が行き渡っていないために起こる乾燥肌トラブルの代表で、見た目の印象にも大きく関わってきます。


2)ターンオーバーの乱れ

健やかな肌は、定期的なサイクルで新陳代謝(ターンオーバー)が行われ、新しい細胞の誕生と古くなった角質の入れ替わりがスムーズに働いています。しかし水分が不足することで、このサイクルに乱れが生じます。

一般的には水分が不足することでターンオーバーが遅くなると言われていますが、乾燥から身を守るために細胞の生産を早め、ターンオーバーが早まることもあります。


「ターンオーバーが早まるのはいいことでは?」と思う人もいるかもしれませんが、ターンオーバーが早まるということは、未成熟な細胞が増えるため、「水分を保持する力そのものが弱い」「刺激を受けやすい」といった更なるトラブルが生まれる可能性もあります。


3)バリア機能の低下

私たちの肌には「バリア機能」というものがあります。これは刺激や有害物質から私たちを守ってくれる大切な機能です。

この機能に必要なのが「水分と油分のバランス」。

そのため、肌の乾燥をそのままにしておくとバランスが乱れ、バリア機能の低下につながるというわけです。


4)シワ

乾燥による肌トラブルとしてこちらも代表的なものです。うるおいが不足していると、肌表面に凹凸や溝が生まれやすくなり、進行することで、目に見えた「シワ」となって現れます。


5)シミ・くすみ・色むらなどの肌印象

乾燥が進み、古い角質が肌表面に残りやすくなると肌印象を大きく変えます。

顔全体の「くすみ」や部分的な「シミ」「色むら」、角質が厚みを増すことで起こるごわつきといった、年齢を感じさせる肌印象へとつながります。


6)乾燥によるニキビ

ニキビというと「脂性肌」を思い浮かべがちですが、実は乾燥が原因でニキビが発生することもあります。

肌は乾燥することで「これ以上水分を蒸発させないように」と、大量に皮脂を分泌させます。この皮脂によってニキビができるというわけです。


7)毛穴の開き

乾燥によって肌表面にうるおいが不足すると、肌が「しぼんだ」状態になり毛穴が目立ちやすくなります。

皮脂分泌が増えたわけではないのに「毛穴が大きくなった?」と感じた場合は、乾燥が原因かもしれません。


8)メイクの発色

メイクを購入した時「(手元などで)実際にテスターで試したのに、思ってた色と違った」なんてことはありませんか?

実は、乾燥肌はメイクの発色にも影響があります。例えば、パールやラメといった色はもちろん、多くの色味は「均一な光の反射」によって美しく仕上がります。

乾燥によって肌表面に凹凸があると光の反射がバラバラになってしまうため、イメージと違った発色になることがあります。


乾燥肌がもたらす代表的な肌トラブルだけでもこんなにあります。これらを生まないためにも、「乾燥」についてしっかり知っておくことが大切です。

 

 


■肌が乾燥するのはなぜ?

肌悩み

一言で「乾燥肌」といっても、原因はたくさんあります。そこで「乾燥」がなぜ起こるのかをみていきましょう。


肌が乾燥する原因にはいくつかあります。


1)保湿不足

「肌の乾燥」と聞くと、多くの人が連想する原因でもある「保湿不足」。スキンケア直後の肌だけでなく、起床時の肌に触れて「カサカサしている」と感じた場合は十分な水分が与えられていないかもしれません。


2)洗いすぎ

意外と多いのがこの原因。「肌を清潔にしなくちゃ!」と、強い洗顔料を使用したり、何度も洗顔したりしていませんか?

肌には、残しておかなければならない水分と油分があるため、洗いすぎによる水分不足は肌のバランスが崩れやすくなりますので要注意です。


3)摩擦

こちらも洗いすぎと同様に、乾燥肌の原因の代表です。洗顔の仕方やタオルの拭き取り方、スキンケア時の摩擦やマスクによるものなど、日常に摩擦は多く潜んでいます。

詳しくは、以前ご紹介した「そのスキンケアは大丈夫?実は摩擦が起きているいつものケア」も参考にしてくださいね。


4)誤ったスキンケア

「しっかりスキンケアしているのに乾燥する」という人は、いつものスキンケアに原因があるかもしれません。

「肌を清潔にしなければ」とスクラブなどを多用していたり、いくつものスキンケアを塗り重ねて摩擦を起こしていたりなど、誤ったスキンケアで乾燥が加速することもあります。


5)紫外線

これからさらに紫外線が強くなる季節に入りますが、紫外線を大量に浴びる(長時間浴びる)などによって、肌そのものの水分が奪われてしまいます。他にもシミの原因となるメラニンの生成を促進させますので、日頃からUVケアはしっかりしておきましょう。


6)季節など環境の変化

日本には「春夏秋冬」という季節の変化があります。この変化は気温だけでなく湿度も変化しますので、5)でご紹介した紫外線が強くなる春夏、空気が乾燥しやすい

秋冬などの気候の変化に合わせたスキンケアも大切です。


7)生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れは肌の乾燥にもつながります。肌はスキンケアだけで出来上がっているのではなく「食事」「睡眠」「運動」も大切な要素です。

偏った食事は肌に必要な栄養素が形成されず、睡眠不足はターンオーバーの乱れや健やかな肌を保つために必要なホルモン分泌にも影響を及ぼします。

運動不足は血行不良が起こり、肌に必要な酸素や栄養が供給されず、水分を保つ力も減少していきます。

 

 


■まとめ

肌悩み

乾燥から発生する肌トラブルと乾燥する原因をお伝えしていきましたが、多くの肌トラブルのスタート地点は「乾燥」によるものがほとんどです。


数多くのスキンケア商品がある中で、「肌悩み」改善に向けたスキンケアももちろん大切ですが、それだけで肌トラブルが繰り返されることも。

健やかな肌の原点である「水分と油分のバランス」を今一度見直して「透明感あふれる、ヘルシーな肌」をキープしていきましょう。



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<執筆者コメント>

乾燥がもたらす肌トラブルと原因についてお伝えしましたが、美しく健やかな肌を決める要素として「うなはだけつ」が欠かせないと言われています。


「う」…うるおい

「な」…なめらか

「は」…ハリ

「だ」…弾力

「け」…血色

「つ」…つや


これらを全て叶えるためには「水分と油分」のバランスが基本になりますが、慌ただしく過ごす私たちの肌は過酷な環境&刺激も多いため、「乾燥」が起こりやすい環境にあります。


 

まずは、肌を刺激から守り、たっぷりの水分を与えることで理想の肌へと近づいていきましょう。


次回は、肌トラブルにつながらないための「乾燥肌対策」をお伝えします。


〜「透明感あふれる、ヘルシーな肌へ。」〜


執筆者:西川美佐子



*1 カンナビジオール(保湿・整肌)

*2 クズ根エキス・チャ葉エキス(保湿・整肌成分)

*3 保湿・整肌成分

*4 ヤシ脂肪酸アルギニン

*5 健やかな肌状態のこと