グリセリルグルコシドとは?アクアポリンに着目した「巡らせる保湿」


同じ季節でも、年々「肌の乾燥」や「透明感の不足」が気になるタイミングが増えていませんか。

こうした変化は、うるおいの通り道「アクアポリン」が減り、”うるおいが巡りにくい肌”に近づいているサインかもしれません。

「どんなに与えても乾燥する」という肌悩みを抱えがちなエイジング世代には、アクアポリンをサポートして”内側からうるおう肌”を目指すケアがおすすめです。

今回は、エイジングケアにぴったりな成分「グリセリルグルコシド」の働きと、肌のうるおいに関わる「アクアポリン」について詳しく解説していきます。



■グリセリルグルコシドってどんな成分?“復活の木”由来のパワー


「グリセリルグルコシド」とは、南アフリカで”復活の木”とも呼ばれる「ミロタムヌス」という植物から得られる成分です。

この植物は、乾燥すると枯れてしまったように葉が茶色くなりますが、水を与えると数時間で元の緑色の葉に戻ることが知られています。

アフリカの厳しい乾季にも負けない、強い生命力を持つ植物の”知恵”。

水を抱え込む力に優れた「グリセリルグルコシド」には、肌のキメを整えて乾燥ダメージの修復を促す働きがあり、年齢を重ねて衰えた肌本来の力に寄り添う成分として注目を集めています。



■肌の“水の通り道”アクアポリン3に働きかける、うるおい循環ケア


「アクアポリン」とは、細胞の代謝に欠かせない水分を行き渡らせる”水の通り道”で、体内に全部で13種類存在するという報告があります。

水分は血管を通じて全身に運ばれますが、肌の表面にある「表皮」には血管がありません。

代わりに細胞の膜にある「アクアポリン3」というタンパク質を通じて細胞同士で水分を受け渡し、肌のうるおいを維持しています。

代謝やうるおいと密接に関わる「アクアポリン3」ですが、紫外線・乾燥などのダメージや加齢が原因で減少することが知られています。

そのため複数の要因が蓄積されやすいエイジング世代では、「与えるだけ」のケアから「巡らせる保湿」にアップデートしていくのが大切です。

「グリセリルグルコシド」には、アクアポリン3を増やす働きがあり、
・水分の巡りのサポート
・うるおい保持
・バリア機能の改善
などが期待できます。

エイジング世代で気になりやすい「乾燥くすみ」「ごわつき」対策にもぴったりなので、肌の変化を感じ始めた人へ特におすすめしたい成分です。



■グリセリルグルコシドは多面的なエイジングサポート


グリセリルグルコシドの注目ポイントは、アクアポリン3を増やすことによる「うるおい効果」だけではありません。
他にもエイジング世代に嬉しい働きがあるので、詳しく見ていきましょう。

①肌の抗酸化力を高める
紫外線や炎症などで増える活性酸素は、細胞やコラーゲンを傷つけ、シワ・たるみの原因になります。

抗酸化力をサポートして活性酸素を減らす働きが期待できるグリセリルグルコシドは、エイジングサインの進行を抑えるのに役立つ成分です。


② メラニンの産生を抑える
紫外線や摩擦で炎症が起こると、肌を守るためにメラニンが増え、シミや色ムラに繋がります。

グリセリルグルコシドはアクアポリン3の働きを通じて、肌の回復を促して炎症を沈めるため、メラニンの産生にブレーキをかける働きが期待できます。

③ フィラグリン産生のサポート
フィラグリンは角層を構成するタンパク質で、
・細胞同士を束ねてバリア機能を高める
・分解されて「NMF(天然保湿因子)」に変化し、肌のうるおいを保つ
という2つの役割があります。

グリセリルグルコシドを取り入れれば、フィラグリンの生成を助け、乾燥や刺激にゆらぎにくい肌へ近づけていくのが可能です。

④ 抗炎症作用
紫外線・乾燥・摩擦などの日常的な刺激は、目に見えない小さな炎症を積み重ねてしまう場合があります。

グリセリルグルコシドは炎症を沈める働きがあり、敏感になりやすいエイジング世代の肌をやさしくサポートしてくれる成分です。

これらの働きから「乾燥」だけでなく、「たるみ」「シミ」「炎症」といった幅広い肌トラブルを未然に防ぐ働きが期待できます。

少しずつ機能が衰え始めるエイジング世代の肌は、季節の変わり目でゆらぎやすく、同時に複数のトラブルを抱えがちです。

環境の変化や刺激で揺るがない肌を目指すなら、土台から整えてくれる「グリセリルグルコシド」を毎日のケアに積極的に取り入れましょう。



 


■まとめ 


グリセリルグルコシドは「水の巡り」「ハリ」「透明感」「バリア機能」といった多方面に働きかける成分で、不安定な肌を支えてくれる心強い味方です。

年齢を重ねるにつれ、複数の肌悩みを抱えることが増えた場合には、「”与えるだけのスキンケア”になっていないか」をチェックしてみてください。

”うるおいを巡らせるケア”で肌の調子が整えば、日常生活で「今日の自分ちょっと好きかも」と思える瞬間が増えるはずです。

毎日を丁寧に積み重ねているあなたのスキンケアに、”内側からうるおう肌”を目指した成分を、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 


<執筆者コメント>
今回は、肌のうるおいを保つうえで重要な「アクアポリン」と、その働きを支える「グリセリルグルコシド」について解説しました。

アクアポリンは肌に限らず全身に存在し、体中の”水の巡り”を調整しています。

すなわち「肌の乾燥」が気になり始めたら、肌だけでなく「体の”巡りやすさ”」にも注目した方が良いのではないでしょうか。

”全身の巡り”を整えるには、まずは生活習慣を整えるのが大切です。

スキンケアだけでは届かない部分を、バランスの良い食事・適度な水分補給・十分な睡眠といった「毎日の習慣」からも、少しずつ整えていきたいですね。

執筆者:うの