冬から春へ!季節の変化に合わせたおすすめスキンケア
気がつけば2月も折り返し。今年は日によって気候が異なり、落ち着かない日々が続きますが、あと数週間もすれば3月で、春は目前です。
そこで今回は、春に向けての肌準備をお伝えします。
■冬から春にかけての肌状態とは?
季節の変わり目にはさまざまな変化が起こりますが、冬から春にかけて特に注意しておきたいのは、下記のような春独特の変化です。
・寒暖差による肌刺激
・紫外線量が増えることによる光刺激
・花粉やホコリの刺激
これらの掛け合わせによって肌がゆらぎ、敏感肌へと傾きやすくなります。
そこで大切なのが「自分の肌タイプを知ること」と「季節の変化に合わせたスキンケア」です。
■肌タイプ別!春に向けての肌準備
冬から春にかけての変化はわかりましたが、「全ての人が同じケアでOK」というわけにはいきません。
健やかな肌を保つためには、「自分の肌に合っているかどうか」がカギとなります。まずは自分の肌タイプをチェックしてみましょう。
朝起きて洗顔する前の肌に触れて確認してみてくださいね。
肌質としては代表的なのは上記4タイプです。
そのほか「肌状態」として代表的なものは、日々不安定な「ゆらぎ肌」や、些細なことも刺激に感じやすい「敏感肌」などがあります。
「ゆらぎ肌」や「敏感肌」は乾燥肌からくるイメージが強いですが、脂性肌・混合肌といった乾燥肌以外の肌質でも起こりえる肌状態ですので、日々のケアがとても大切です。
特に春は気候がぐっと変わりますので、肌タイプに合わせたスキンケアを心がけましょう。
(1)普通肌
水分・油分ともにバランスの取れた普通肌の人は、肌状態は安定しています。新しいスキンケアを試しやすい肌状態ではありますが、「やりすぎ」は禁物です。
特にこの時期は環境の変化による刺激が多いので、まずは今のベストバランスを保てるよう、新規アイテムのチャレンジは最小限にとどめておきましょう。
(2)乾燥肌
水分・油分どちらも少ない乾燥肌は、バリア機能が弱くなりがちです。ここに春特有の刺激が加わると、肌トラブルが一気に加速します。
まずはバリア機能を整えるために「摩擦の少ない洗顔」「シンプルなスキンケア」「水分と油分をしっかり与える」この3つを心がけましょう。
肌が乾燥して弱っているような感覚があると「足りないものを補おう」と、いくつものスキンケアを塗り重ねがちになりますが、これが落とし穴!
複数アイテムを塗布する時の摩擦も刺激になりますので、健やかな肌に整えるためにも、オールインワンなどを活用し、シンプルステップで肌への刺激を極力抑えるようにしましょう。
(3)脂性肌
皮脂が多く、ベタつきや毛穴詰まりなどが気になる脂性肌は、見た目にはツヤっとしているので丈夫そうなイメージがありますが、実は繊細な状態です。
皮脂分泌が増える原因には、ホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れ、乾燥した肌が更なる水分蒸発を防ごうと皮脂を出している…など、いくつもの理由があります。
毛穴詰まりなどが起こっている人は、酵素洗顔や角質ケアアイテムなどを使用して、余分な皮脂や汚れをオフしましょう。
洗顔後はたっぷりの水分とベタつきが気にならない程度の油分で優しく整えるとともに、この時期特有の寒暖差による疲労や身体的ストレスも皮脂分泌が増える原因となりますので、適度な休息と規則正しい生活も心がけましょう。
(4)混合肌
Tゾーンは「脂性肌」でUゾーンは「乾燥肌」というように、顔のパーツによって肌質が異なる混合肌は、それぞれにあったケアが必要です。
洗顔時は皮脂分泌が気になる部分を中心に、摩擦を起こさないようにやさしく洗い上げましょう。角質ケアなどは、皮脂分泌が気になる部分のみがおすすめです。
水分と油分をしっかり与えるべき乾燥部分と、油分をコントロールしたい部分が混在している混合肌には、コットンの使用もおすすめです。
適度な水分・油分を与えながら、余分なベタつきはコットンが適度に吸ってくれます。また乾燥しがちな部分は最後にコットンパックもできますので、混合肌にはピッタリです。
ただし、コットンによる摩擦が起こらないよう、使用する際はこすらないようパッティングするイメージで使用しましょう。
■まとめ
肌タイプ別に春のスキンケアをお伝えしました。これから迎える春に向けてぜひ参考にしてみてくださいね。
また、(1)〜(4)どの肌タイプでも共通するのが「紫外線ケア」です。紫外線量が1年の中でも少ない冬から一気に増えるこの時期は、うっかり大量の紫外線を浴びてしまうことも少なくありません。
紫外線による光ダメージは、どの肌タイプであってもトラブルにつながりますので、必ず紫外線対策をして肌を守るようにしましょう。
刺激が多い時期ですが、肌タイプに合わせたスキンケアで、健やかで美しい肌をキープしてくださいね。
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<春肌対策に!おすすめポイント>
・刺激が多いこの時期の肌をやさしく整える
「カンナビジオール(*1)」「グリチルリチン酸ステアリル(*2)」
・健やかな肌の土台に欠かせない保湿成分
「クズ根エキス」「カンゾウ根エキス」
「カミツレ花油(ビサボロール)」「アロエベラ葉エキス」
・みずみずしい透明感(*3)あふれる肌に必要な保湿・整肌成分
「α-アルブチン」「プラセンタエキス」「クロレラエキス」
「浸透型ビタミンC誘導体(3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸)」
・うるおいを逃さず守る成分
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<執筆者コメント>
春は他の季節に比べ、紫外線量の大きな変化や花粉といった刺激のある季節。
特に今年は例年に比べて予想外の気候が多く、想定外の春の気候になるかもしれません。そのため、できる限り早めの対策で健やかな肌状態を保っておくことが大切です。
今まで積み重ねてきた美肌をキープするためにも、早めの春肌対策をして、環境に負けない肌を作っていきましょう。
〜健やかで美しい、ヘルシーな肌へ。〜
執筆者:西川美佐子
*1 保湿・整肌:CBD
*2 保湿・整肌成分
*3 乾燥によるくすみにうるおいを与え、うるおいある健やかな肌状態のこと