夏の肌トラブルは紫外線だけじゃない!気をつけたい汗対策


夏に気になる肌ケアといえば「紫外線対策」を思い浮かべる人も多いかと思いますが、実は「汗」も美肌にとってはチェックしておきたいポイントの1つです。

今回は、熱に注意しておきたい「汗」による肌トラブルについてご紹介します。汗が増えるこれからの季節に向けて、参考にしてみてくださいね。


■汗による肌トラブル「あせも」と「汗あれ」

汗による肌トラブルといえば「あせも」を思い浮かべがちですが、実はもう1つ「汗あれ」というものがあります。

2つとも汗による肌トラブルですが、大きな違いがあります。

「あせも」は汗を出す管そのものが詰まってしまうためにおこる肌トラブルで、「赤み」や「かゆみ」のあるブツブツが肌表面にできるのが特徴です。これは皮膚科医に相談しながら対処するのがおすすめです。

一方「汗あれ」というのは、大量の汗によって肌表面のバリア機能が低下し、乾燥肌や敏感肌、赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こっている状態です。こちらは日頃の肌環境・スキンケアが大切です。




 

■汗は刺激になるの?美肌の天敵?!

実は適度の汗は、肌のうるおいを守るためには必要ではありますが、大量になると肌の刺激になることも。

私たちの体の汗は、全身に分布する「エクリン腺」と皮膚の一部にしかない「アポクリン腺」という2つの腺から分泌されています。

汗による肌荒れで気をつけておきたいのが「エクリン腺」から分泌される汗。

pHは5.7〜6.5という弱酸性で、成分のほとんどは水分です。この汗にはミネラルや乳酸なども含まれており「天然の保湿剤」とも言われるほど、適量であれば肌に優しく、必要なものです。

しかし汗の量が増えると肌表面が「ふやけた」状態になるのと同時に、汗に含まれている微量の塩分やアンモニアなどの成分が肌に蓄積し、バリア機能の低下につながります。その結果、肌が敏感になったり赤みやかゆみといったトラブルが起こったりしやすくなります。

これが「汗あれ」と呼ばれる肌トラブルの原因です。






 

■汗による肌トラブル対策

ここからは、大量の汗をかきやすいこの時期のスキンケアのポイントをご紹介します。

 

1)汗をかいたら拭かずに押さえる!
「大量の汗が刺激になるのであれば、こまめに拭き取ればいい!」と思いきや、拭き取りする際の摩擦が刺激になることも。
「拭き取る」のではなく、汗を吸い取るように押さえて除くようにしましょう。

 

2)こまめに保湿を
汗を除く時や、汗が蒸発する時は肌表面の水分が失われます。そのため、こまめに保湿するようにしましょう。
保湿と保水を叶えられるようなオールインワンタイプのアイテムなどを持ち歩いておくと、外出先でもサッとケアできて安心です。

 

3)「洗いすぎ」に注意!
顔もボディも、大量の汗を洗い流そうと「つい」洗いすぎになりがち。洗浄力の強いものを使用したり、ゴシゴシ洗うなどは避けるようにしましょう。

 

4)健やかな肌の基本は「うるおい」
ほとんどの肌トラブルの原因は乾燥肌?!放置は禁物!早めのケアを〜原因編〜」でもお伝えしたように、多くの肌トラブルの原因は「乾燥肌」です。

そのため、うるおいを与える「保湿」と、逃さない「保水」をすることが大切です。

 

5)シンプルなスキンケア
汗を大量にかき、繊細になりやすい肌に必要なのは「刺激を与えない」ことが大切です。この時期は肌が繊細になりやすいため、シンプルなスキンケアを心がけ、スキンケアによる摩擦を起こさないことも大切です。

他にも、気温が高くて大量に汗が出そうな時は、日傘や冷えタオルなども活用しながら汗対策もしていきましょう。


■まとめ

今回は汗による肌トラブルをご紹介しました。紫外線に目が行きがちなこの季節ですが、実は夏の肌は刺激に囲まれています。

・エアコンによる乾燥
・紫外線による刺激
・大量の汗による「汗あれ」

「乾燥」x「刺激」x「大量の汗」によって肌は過酷な環境に包まれ、思った以上に繊細になっています。

さらにエイジング世代は、加齢による肌の保水量の低下やターンオーバーの乱れも加わり、思った以上にダメージを受けています。

こまめに汗を除き、摩擦レスの保湿&保水スキンケアで肌を整えて、健やかでヘルシーな肌を保ちましょう。






 

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汗や夏の環境で繊細&乾燥肌に傾いた肌へ、「保湿」と「保水」が叶う、摩擦レスオールインワンクリーム。

・繊細な肌に摩擦を与えななめらかテクスチャー
・汗によってゆらいだ肌を優しく包んでくれる「CBD(*1)
・肌の自活力(*2)を高める和漢成分(*3)「クズ根エキス」「カンゾウ根エキス」
・みずみずしいうるおいを与えてくれる「カミツレ花油(ビサボロール)(*3)
・うるおいを逃さない、豊富な保水成分(*4)

など、繊細な肌を刺激しないような優しいテクスチャーとこだわりの成分で、健やかな肌作りに欠かせない「摩擦レス」「保湿」「保水」が揃ったスキンケア。汗によって刺激を受けた肌を健やかに整えてくれます。

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<執筆者コメント>
適度な汗は保湿効果があるだけでなく、私たちの体を適温に保つ体温調節の機能もあるため、過度に除く必要はありません。

とはいえ、気温が高くなると大量の汗をかきやすい時期になりますので、汗による肌トラブルを招かないよう、外出する時間の調整や日傘などのアイテムの活用・スキンケアなどをうまく組み合わせながら、透明感あふれる、ヘルシーな肌を保っていきましょう。

〜「保湿」は健やかな肌の原点。ヘルシーな肌へ 〜

執筆者:西川美佐子

*1 カンナビジオール(保湿・整肌)
*2 お肌の健やかさのこと
*3 保湿・整肌成分
*4 スクワラン・ヒアルロン酸Na・水添レシチン・ホホバ種子油・パンテノール・グリチルリチン酸ステアリル(全て保湿成分)