紫外線の次は乾燥!知っておきたい秋冬の気候とスキンケア


日中の気温が30度を超える今年の9月。「まだ暑いし、夏のスキンケアのまま」という人も多いのでは?

日中の気温が高いのでうっかり忘れがちですが、秋はもうすぐ目の前!今回はこの時期の特徴と次の季節に向けた肌準備を紹介します。



 

◾️気候の変化のおさらい

肌を取り巻く環境をもう一度おさらいしてみましょう。

まずは紫外線量。以前にも紹介しましたが、2022年・2023年のデータを見ると9月以降一気に下降していきます。
私たちを悩ませていた大量の強い紫外線もピークを超えて徐々に減っていき、少しずつ落ち着いていきます。

「紫外線量が減るなら肌はちょっと安心!」なんて、油断は禁物!実は、別の問題が発生しています。

それは「湿度」。

これからの季節、湿度は着実に下降していきます。紫外線の刺激が減る代わりに乾燥による肌への負担が増えるため、夏のダメージを残しておくと、これからくる乾燥に耐えられずにさまざまな肌悩みが生まれます。

ちなみに、湿度が10%下がると体感温度は約1℃下がると言われるほど、体感値も変わりますので、今のうちからしっかりとお手入れが必要です。

肌の水分が不足し乾燥肌に傾くと、下記のような肌の変化が現れます。

<水分不足による代表的な肌変化>

・肌のゴワつき
・シワ
・シミ・そばかす
・肌のゴワつきや透明感がなくなる
・肌のゆらぎや敏感肌になることも


◾️この時期に最優先したいお手入れ

それでは、これからくる気候の変化に合わせたスキンケアを紹介します。

 

1)基本のお手入れ
まずは肌の基本となる土台作りのお手入れをしっかりしましょう。肌にとって大切な「バリア機能」を守り、壊さないことが大切です。

 

<洗顔>
まずはスキンケアのファーストステップである「洗顔」を見直しましょう。洗顔は他のスキンケアに比べてとても地味な作業ですが、さまざまなアイテムを塗布する行為と同等もしくはそれ以上に大切なステップです。

原則は「洗いすぎない」「摩擦を起こさない」です。どんな洗顔料を使うとしても、少なすぎたりゴシゴシしたりするのは控え、最後は軽くタオルで押さえて水分を吸い取るようにオフしましょう。

<保湿>
スキンケアで欠かせない「保湿」ですが、アイテム数にこだわる必要はありません。スキンケアの基本は「バリア機能」を守ることです。

たくさんのアイテムを数多く塗布することで肌に触れる回数が増えてしまいます。すると、どうしても摩擦が起こる可能性は増えてしまいます。

肌の状態や季節、年齢などに合わせて可能な範囲で、水分と油分が補える効率的なアイテムを選ぶのがおすすめです。

肌がゆらぎがちな時や敏感な時は、水分と油分のバランスが取れたオールインワンなども活用するといいでしょう。


【豆知識:肌断食は効果的なの?】

肌をリセットするという目的で耳にする「肌断食」ですが、一般的に食事で使われる断食のイメージのように、スキンケアを全くしないことを指します。

全くスキンケアをしないとなると、日焼け止めはそのまま肌に付着していることになり、クレンジングや洗顔を使用すれば保湿やスキンケアが必要になります。かといって日焼け止めを塗らなければ紫外線による肌刺激をそのまま受けてしまうため、避けた方がいいでしょう。

 

<UVケア>
最後は肌を守るためのUVケアです。これから紫外線量は減りますが、全くなくなるわけではありません。

そのため、「冬は紫外線が少ないから塗らない」ということはせず、1年を通して日焼け止めは使用するようにしましょう。

さらに気をつけておきたいのが「塗布量」です。せっかく日焼け止めを使っているのに適量塗布されていなければ肌へ刺激が加わります。

メーカー推奨量を必ず守って必要最低限な量を塗布し、適度に塗り直しすることが大切です。


2)プラスアルファでとりれたい!食事ケア
スキンケアに加えて、内側からのケアも心がけるようにしましょう。規則正しい生活習慣や運動はもちろん大切ですが、この時期特に注力しておきたいのは食生活です。

全てを完璧に取り入れることは難しいかもしれませんが、普段から「足りない」と感じるものがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。

栄養素

主な働き

代表的な食材

タンパク質

肌を構成する栄養素

肉類
魚介類
卵類
大豆製品
乳製品 

亜鉛

タンパク質の代謝
細胞の新陳代謝
免疫力の向上

牡蛎(カキ)
煮干し
豚レバー
きなこ 

必須脂肪酸

外的刺激から守る「皮脂」の原料
体内では合成できないため食材で摂取

サケ
マグロ
サバ
いわし
チアシードオイル
アマニ油 

ビタミンA

皮膚や粘膜のうるおいを保つ
角質層の天然保湿因子(NMF)の生成促進

緑黄色野菜
海藻類
卵黄
レバー 

ビタミンB2

皮膚や粘膜などの細胞の再生に関与
脂質の代謝促進

アーモンド
レバー

納豆 

ビタミンB6

タンパク質の分解&合成
健やかな皮膚や粘膜の維持

鶏ムネ肉
イワシ
マグロ
にんにく
サツマイモ
バナナ 

ビタミンC

コラーゲンの生成を促進
メラニンの生成を抑える

柑橘系果物
イチゴ
キウイ
ブロッコリー

ビタミンE

抗酸化作用
肌のバリア機能改善
肌の血行&ターンオーバーを促進

アーモンド
ナッツ類
ホウレンソウ
サバ


◾️まとめ

近年、残暑が続く傾向になっているため、9月でもうっかり「夏のままのお手入れ」で秋を迎え肌トラブルが長引く人も少なくありません。

ここ数年の傾向を見ると、これから一気に気候の変動が考えられますので、ぜひ今のうちに、夏のダメージのケアと秋冬に向けたスキンケアで次の季節に備えたお手入れを始めていきましょう。


美容液

夏の肌ダメージを持ち越さず、これからくる秋に備えてしっかりと土台を強化するために、欲しい成分を1つにした全方位美容液。

企画開発責任者自身が「私は美しい」と声に出したくなる肌を目指し、欲しい成分を厳選&凝縮。肌トラブルの元となる「摩擦レス」も意識したテクスチャーで肌を優しく包みます。

<凝縮された美容成分(*1)
・ゆらぎやすい肌を健やかに整える「CBD(*2)
・肌を構成するアミノ酸類を含む「加水分解卵殻膜」
・水分しっかりキャッチ&逃さない「グリセリン」「スクワラン」
・うるおい・ハリ・弾力の心強い味方「ナイアシンアミド」
・肌荒れを防ぐ「CICA(ツボクサエキス)」「(バチルス/ベニコウジ菌)/ (ナツメ果実/ダイズ)発酵液」
・注目の美容成分「ヒト脂肪細胞順化培養液」「ヒト臍帯血細胞順化培養」
・敏感な肌のことも考えた7つのフリー
 着色料・香料・鉱物油・石油界面活性剤・紫外線吸収剤・アルコール・パラベン

この時期だからこそ、悩みに合わせていくつも美容液を塗り重ねることがないよう、欲しい成分を1つに凝縮されたアイテムです。

次の季節に向けての土台作りに!美容液の購入はこちら


<執筆者コメント>
9月も後半ではありますが、日中は30度を超える日も少なくありません。そのため、多くの人が「真夏と変わらないスキンケア」をしがちになります。

しかし、朝晩の気温の変化など、気候は少しずつ秋に向けて変化しています。

ぜひこの機会に、次の季節に向けた肌準備を整えて美肌をキープしていきましょう。


〜明日の肌が楽しみになる毎日を。〜

執筆者:西川美佐子

*1 保湿・整肌成分
*2 カンナビジオール(保湿・整肌成分)