シートマスクで仕上げる、秋の“肌リセット”ルーティン
紫外線・汗・冷房など、肌にとって過酷な季節だった夏が過ぎ、少しずつ秋を感じる季節になってきました。
この時期は、徐々に下がる湿度だけでなく朝晩と日中の気温差といった日々の気候変動も重なり、肌にとっては慌ただしい時期と言えます。
夏の延長ケアのまま放置すると「くすみ」「乾燥」「ごわつき」など、さまざまな肌悩みが増えやすくなるため、今こそ「リセットケア」で肌を整えて冬に向けた土台が大切です。
今回はこの時期にぴったりなお手入れを紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
◾️ 夏ダメージをリセットする、秋の3ステップケア
秋は不安定な気候だからこそ「肌としっかり向き合う」ベストシーズンです。ここでは、肌の生まれ変わりをサポートする3つのケアを紹介します。
① 角質をやさしくオフ
夏の紫外線による乾燥や汚れが蓄積された角質を、やさしく取り除くことからスタートしましょう。肌の様子を見ながら、拭き取り化粧水や週に1回程度の酵素洗顔など、“攻めすぎない角質ケア”がポイントです。
ごわつきを整えることで、次に使う美容成分の肌なじみもよくなります。
② 美白&透明感ケア
紫外線ダメージによるくすみや色ムラには、ビタミンC誘導体やナイアシンアミドなどの成分がおすすめです。
夏に受けたダメージを放置せず、今のうちに透明感を引き戻すことが冬の肌印象を左右します。
③ 保湿でバリアを強化
秋は湿度が下がり始めるため、肌も乾燥しやすくなります。
特に寒暖差による刺激は、肌の天然保湿因子(NMF)を生成する「カスパーゼ14」というタンパク質の活性低下に影響を与え、肌の保湿機能・バリア機能が低下することも近年の研究でわかってきています。
そのため、まずは肌の土台となる「うるおい」を中心としたお手入れが重要です。
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分で角質層の水分をキープし、乳液やクリームで逃さない基本的なお手入れを大切にしましょう。
そして、リセットケアの仕上げには「シートマスク」がおすすめです。美容液を角質層まで届ける集中ケアは、乾燥が進む前の秋にぴったりです。
シートマスクをのせて“肌を整える時間”を持つ。その満たされる時間が「ご褒美」のように幸福感を届けてくれます。