春の炎症を制して美肌になろう!ヘルシーな美肌のために知っておきたい知識
4月も中旬に入り、暖かい日も増えてきましたね。
急な気候変動は徐々に減りつつありますが、花粉や黄砂などの刺激や強くなっていく紫外線で、肌に炎症が出ている人も多いのではないでしょうか。
炎症は赤みや痒みだけでなく多くの肌トラブルにつながる可能性があり、できる限り早く解決するのが望ましい状態です。そこで今回は、炎症が起こる原因や肌への影響について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
◾️肌の炎症とは?なぜ起きる?
「炎症」と聞くと「肌に悪い」「かゆみやヒリヒリ」というイメージを持っている人は多いかと思います。しかし「炎症」という現象は、私たちが生きていく上で必要な体の反応であり、重要な役割を果たしています。
例えば、細菌やウイルス・アレルゲンといった物質が私たちの体内に入ってきた場合、悪影響を及ぼす前に「排除」する必要があります。
「炎症」とは、体内に入ってきた有害物質を排除している時に起こる「外敵と戦っている」反応で、風邪を引いた時に起こる発熱や痛みも炎症のひとつです。
炎症は体内に入ってきた異物や有害物質を排除する過程で起こる反応ですが、皮膚は体の一番外側にあり内臓よりも多くの刺激を受けているため、炎症が起こりやすいといえます。
<皮膚に炎症を起こす刺激例>
紫外線・花粉・黄砂・PM2.5などの大気汚染物質・ダニ・ハウスダスト・化粧品成分・物理的な刺激...など |
これらが刺激となり炎症をひき越す可能性があります。他にも、アトピー性皮膚炎で炎症が起こっていますが、アトピー性皮膚炎の原因や改善策は明確に解明されていません。
◾️炎症は肌にどう関係する?
炎症といえば「赤み」や「かゆみ」のイメージが強いですが、それだけではありません。
研究によると、慢性的な炎症により皮膚に存在する免疫細胞(マクロファージ)のバランスが変化し、皮膚のコラーゲン産生に影響を与えているという報告があります。
また、免疫細胞(マクロファージ)は、古くなったコラーゲンを排出・消化し、新しいコラーゲンを作りやすくするという役割もあるため、バランスが崩れると古いコラーゲンが残りやすくなる可能性も考えられます。
他にも、日中の紫外線により高まる炎症因子受容体がメラノサイトの活性を高めてシミのリスクを高めることも報告されています。
◾️炎症を避けて美肌になるには?
理想の美肌を保つためには、さまざまな影響を与える「炎症」をできる限り避けるのがベストです。
しかし、冒頭に説明した通り炎症は体にとって必要な反応であり、皮膚は体の中で最も外側にあり多くの刺激を受けているため「炎症をなくす」ことはできません。
避けて通れない炎症をできる限り抑えるためには下記を意識しましょう。
・摩擦などの物理的刺激を避ける
・抗炎症成分を利用して炎症を抑える
まずは、洗顔や汗を拭く時などの物理的な摩擦を避けるようにしましょう。摩擦などによりバリア機能が低下すると、外敵刺激に弱くなり炎症が起こりやすくなります。
続いて、抗炎症成分です。
<代表的な抗炎症成分>
・グリチルリチン酸ジカリウム |
他にも、古くから親しまれているアロエ由来のエキスや、人気のCICAをはじめとした植物由来の成分もおすすめです。
これらをうまく使いながら、バリア機能を保ちながら炎症を抑え、健やかな肌環境を整えましょう。
また、季節の変わり目は古い角質が溜まりやすく角質ケアをしたくなりますが、スクラブやゴマージュなどを使った物理的な角質ケアはバリア機能を壊してしまうこともありますので、肌状態を見ながら使用するようにしましょう。
◾️まとめ 〜炎症回避で美肌になろう〜
今回は、肌の炎症がもたらす影響から原因までお伝えしました。「炎症=赤み・かゆみ」といったイメージが強いですが、そのままにしておくと更なる肌悩みにつながる可能性があります。
特に季節の変わり目は刺激も多く、炎症を引き起こす原因が溢れています。
春が過ぎれば、今年も過酷+長期戦の夏がやってきます。ぜひ、今日から炎症対策を取り入れてヘルシーで美しい肌を目指しましょう。
〜導入化粧水〜
炎症の原因となる摩擦を与えない「拭き取り不要の摩擦レス角質除去ブースター」。
・繊細な肌のことを考えたフルーツ由来の「天然のAHA成分(*1)」
・1gで6Lもの水分をキャッチできる「ヒアルロン酸Na(*2)」
・本記事でも紹介した肌荒れを防ぐ「アラントイン(*2)」
を含み、摩擦を与えず肌の土台となるうるおいを与えながらも、古い角質をやさしく取り除きクリアな肌を目指せる化粧水です。
幅広い肌質でも手に取りやすい設計にしました。
明日の肌が楽しみになる、毎日の角質ケア。
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<執筆者コメント>
季節の変わり目や気候の変化による刺激はもちろん、年齢を重ねるとホルモンバランスによる肌の変化も訪れます。
忙しく変化も多いエイジング世代は、炎症が起こりやすい肌環境ではありますが、日頃のお手入れ次第で美しくヘルシーな肌を保てます。
ぜひこの機会に、炎症回避お手入れを取り入れて、明日もみずみずしくハリのある毎日を過ごしましょう。
〜クリアでヘルシーな肌に出会える明日を。〜
執筆者:西川美佐子
*1 グレープフルーツ果実エキス・リンゴ果実エキス・レモン果汁・オレンジ果汁・ライム果汁(整肌成分)
*2 保湿・整肌成分