美肌を極めるために!覚えておきたい「ターンオーバー」
美肌を目指していく中で、目にすることが多い「ターンオーバー」。
「ターンオーバーは早いほうがいい?」「周期は28日?45日?」など、ネットにはあらゆる情報が掲載されています。
そこで今回は、健やかで美しい肌の基本「ターンオーバー」についてご紹介します。
※本記事の「エイジングケア」とは「年齢に応じたケア」のことです。
■「ターンオーバー」って何?仕組みを知ろう!
まず、ターンオーバーについて改めて確認しておきましょう。
ターンオーバーとは、肌が一定の周期で生まれ変わるサイクルのことで、新しい皮膚が生まれて古い皮膚がはがれ落ちることを指しています。
一般的には「28日周期」と言われていますが、「45日周期」という表現がなされていることもあります。これはどちらも間違いではなく、数え始めるスタート地点の違いによるものです。
<ターンオーバーの流れ>
1.基底層で細胞が誕生、細胞分化*を繰り返し有棘層や顆粒層へと上がる(2週間)
2.有棘層や顆粒層から角質層へと上がる(2週間)
上がる過程で細胞核を持たない角質細胞へと変化
3.細胞の形も最終的には平らな形になり、この平らな細胞が顔の皮膚では10層程度となって肌表面を保護(2週間)
*細胞分化...細胞が変化の過程で役割を持つことを意味しています。細胞が分裂して増える「細胞分裂」とは別の変化です。
通常、ターンオーバーは「28日」と言われているのは上記プロセスの2と3の合計の日数で、1の細胞が誕生したところから数えると「45日」になるというわけです。
この日数は年齢によって遅くなると言われていますが、よく目にする「28日+年齢」ということはなく、それぞれの肌状態やスキンケア、生活環境などによっても異なります。
<ターンオーバーが変化する代表的な原因>
・加齢
・保湿不足
・過度な刺激(紫外線や角質ケア)
・生活習慣の乱れ
・喫煙
などがあげられます。
■エイジング世代はターンオーバーを促進するべき?
「年齢とともにターンオーバーが遅くなるから早める必要がある」という情報を目にしますが本当でしょうか。
これは間違いではないですが、「100%正解」というわけでもありません。単純に遅いから早くすればいいということはなく、「ターンオーバーを早くし過ぎるリスク」も理解しておきましょう。
<ターンオーバーを早くし過ぎるリスク>
1)未熟な状態の細胞が表面に出ざるを得なくなる
細胞が生まれて各層にたどり着くまでには、さまざまな変化をしています。
・細胞分化をする過程で、徐々に厚みのない細胞になる
・細胞核のない角質細胞になる
これらの変化は、細胞が存在する場所ごとに適した変化です。肌表面で私たちを守ってくれている折り重なった角層を無理に剥がしすぎてしまえば、まだ角質細胞として準備が整っていない細胞が表面に上がってしまい、正しい役割を果たせなくなります。
2)バリア機能の低下
細胞分化の過程で、厚みのある細胞がプレスされたような「平らな」形状となり、10層程度重なることで角質細胞を作り、私たちを守ってくれます。
ターンオーバーが早まり過ぎて未熟な細胞が肌表面に上がってしまうと、しっかり平らになっていないため表面積が小さく、うまく防御機能が働きません。
3)水分保持力が少ない
未熟な細胞で構成された肌は水分を保持する力も弱く、乾燥肌に傾いていきます。
さらに水分保持力が少なくなった肌は、バリア機能が低下しやすくなるため、摩擦などの刺激にも弱くなります。刺激は更なる乾燥につながり、「乾燥⇔刺激」を繰り返す、負のスパイラルへと進んでいきます。
■ターンオーバーを整えるにはどうしたらいい?
ターンオーバーは、現状健やかな肌状態で気になることがなければ、過度に反応する必要はありません。「年齢」だけを気にし過ぎて過剰な角質ケアは避けるようにしましょう。
スキンケアを中心に、おすすめのケア方法を紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
1)肌トラブルは特にない人
現段階で肌トラブルなどがないということは、今のスキンケアがお肌にあっている証拠でもあります。
さらに「キレイな肌を保ちたい」「未来のために」ターンオーバーケアしたい人は、現在使用しているスキンケアはそのままに、優しい角質ケアを取り入れてみましょう。
・AHAなど角質ケア成分が配合されたスキンケアを使う
・現状をキープするためにも摩擦などの刺激は避ける
・酵素洗顔などを週に1〜2回程度取り入れてみる
肌が健康だからといって、スキンケアを安易に変えてしまうと、トラブルが生まれることもあります。そのため、基本は変えずに角質ケアアイテムを取り入れてみましょう。
2)肌にゴワつきを感じる人
「ゴワつき」や「くすみ」の印象を感じる人は、古い角質がたまっているかもしれません。その場合は下記を見直してみましょう。
・普段の保湿ケアを見直す
・週に1〜2回程度、酵素洗顔を取り入れてみる
この状態の人は、肌そのものに水分が足らず、ゴワつきやくすみが現れていることも。スクラブなどの強い刺激で角質を落とすのではなく、まずは保湿ケアをしっかりしてみましょう。さっぱりタイプのものを使用している人はしっとりしたものへ変更したり、合わせて油分もしっかりケアしてあげましょう。
「たっぷり保湿しているのに気になる」という人は、毛穴や古い角質ケアをしてくれる酵素洗顔もおすすめです。
毎日使用するのは肌への負担が高いので、週に1回程度の使用から様子を見ながら使用してみましょう。
3)赤みなどが出ている人
肌に「赤み」や「ゆらぎ肌」になったりしている人は、肌がすでにダメージを受けていて未熟な細胞などが肌表面に現れている状態かもしれません。まずは刺激を除き、肌を健やかにすることに注力しましょう。
・シンプルステップで摩擦をさける
・しっかり保湿する
・「攻め」の成分は一旦お休みする
この状態の時は「角質を除くケア」ではなく、「守るケア」に徹しましょう。美しくなりたい気持ちから、多くのスキンケアアイテムを塗り重ねることで起こる「摩擦」もこの時期には特に避けておきたい刺激です。
まずは、「肌に必要なうるおい」を「シンプルステップ」で届けることが大切です。オールインワンアイテムは1ステップで完了するものが多いのでおすすめです。
他にも「悩み改善」をするアイテムの中には、ターンオーバーを整えることで人気のビタミンA成分(レチノール、レチナール、トレチノイン)などがあります。
これらは効果を発揮する分、肌にしっかりしたアプローチをすることがありますので、状態によっては刺激に感じることも。
肌が繊細な状態になっている時は、一旦使用を控えるなども検討しましょう。
4)共通ケア
肌の状態別にご紹介しましたが、どの肌タイプにも言えることとして
・紫外線ケアをする
・摩擦を避ける
・保湿ケアをする
・生活習慣を整える
・喫煙はできるだけ避ける
などがあります。普段の生活で思い当たる項目がある人は気をつけるようにしましょう。
■まとめ
今回はターンオーバーについて、仕組みとスキンケアを中心とした対策をお伝えしました。
必ずしも「年齢を重ねた=ターンオーバーが乱れてる」ということはなく、生活習慣や普段のスキンケアによって大きく変わります。
肌は生きています。毎日5分だけでも肌と向き合い、些細な変化をキャッチしながら健やかな肌とターンオーバーを整えてくださいね。
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全アイテムに、健やかな肌へと導いてくれる「CBD(*1)」と厳選した「和漢(*2)」成分を配合し、優しくお肌を整えながら理想の肌へと導いてくれます。
<フェイシャル フォーム クレンザー>
肌にやさしい、アミノ酸系洗浄成分(*3)を使用した泡タイプの洗顔料。柔らかな泡が優しくお肌を包んでくれ、肌に必要なうるおいを残しながら洗い上げてくれます。
<導入化粧水>
美肌の大敵「摩擦」を与えない、繊細な首元やデコルテのケアもできる拭き取り不要の角質除去ブースター。天然由来のAHA(*4)を使用しているため、敏感肌でも角質ケアが可能です。
<美容液>
乾燥肌に悩む企画責任者自身が厳選した、豪華な美容成分(*5)を1本に凝縮。年齢とともに現れる多くのエイジングサインをしっかりケアし、年齢とともに乱れがちなターンオーバーを整えてくれます。
<オールインワン フェイスクリーム>
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<執筆者コメント>
「ターンオーバー」は美肌のためにとても大切な要素ですが、「加齢=ターンオーバーが◯日遅くなる」といった絶対的な日数はありません。
人それぞれ個性があるように、お肌も1人ずつ異なります。
年齢とともに徐々に変化はしていきますが、毎日のスキンケアや生活環境を整え、できる限りサイクルをキープしていくことが大切です。
ターンオーバーを整えて、よりいっそう素敵に輝いてくださいね。
〜健やかで美しく、明日の肌に心ときめく毎日を〜
執筆者:西川美佐子
*1 カンナビジオール(保湿・整肌成分)
*2 (全て保湿成分)
オールインワン:クズ根エキス、カンゾウ根エキス
泡洗顔:クズ根エキス
導入化粧水:サンザシエキス
美容液:(バチルス/ベニコウジ菌)/(ナツメ果実/ダイズ)発酵
UV:スギナエキス、セイヨウアカマツ球果エキス
スキンクリーム(ボディ):オタネニンジン根エキス、ツボクサエキス
*3 ヤシ脂肪酸アルギニン(洗浄成分)
*4 グレープフルーツ果実エキス、リンゴ果実エキス、レモン果汁、オレンジ果汁、ライム果汁(全て保湿成分)
*5 加水分解卵殻膜、ヒト脂肪細胞順化培養液、ヒト臍帯血細胞順化培養液、ナイアシンアミド(全て保湿成分)
*6 ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸(全て保湿成分)