過酷な1月の気候に!繊細肌・敏感肌さんにオススメのお手入れ方法


1年の中で、気温も湿度もぐっと下がるこの季節。「肌が敏感になった」と感じる人も多いのではないでしょうか。

今回は、肌が敏感になる原因や健やかな肌へと導くお手入れ方法をお伝えします。美容の選択肢を増やしたい人はぜひご覧ください。



 

◾️肌が繊細・敏感になるのはどうして?

この季節になると、体調や環境、スキンケアを変えるなど、ちょっとした変化でお肌が赤くなったり、なんとなく不調を感じたりする人も少なくありません。

肌が敏感になる原因はいくつかありますが、主な原因として下記3つがあります。

・バリア機能の低下
・感覚神経の伸長
・アジア人特有の肌特徴

 

(1)バリア機能の低下
寒暖差や湿度の低下、紫外線やストレスといった刺激によって崩れやすくなります。

代表的なのが「角質層のバリア機能低下」で、乾燥などにより肌表面の水分が奪われることから始まり、セラミドなどから構成される細胞間脂質が減少することで起こります。

細胞間脂質は角質細胞の間をしっかり埋める役割を持っていて、肌内部の水分が外に逃げないように抱えてくれたり、アレルゲンなどの外的な物質の侵入を防いでくれています。しかし、乾燥や刺激によって角層のバリア機能が崩れてしまうと、水分が減り刺激に弱い肌へと変化していきます。

もう1つのバリア機能が「タイトジャンクション」です。これは表皮より奥の部分(顆粒層)に存在し、隣り合う細胞同士が糸で縫い合わせたかのように密着し一体化した状態のものです。

この「タイトジャンクション」は、角層のバリア機能で通過してしまったものを食い止める役割を果たしています。つまり肌は、2段階のバリア機能を持っていて、第一段階として角層があり、第二段階でタイトジャンクションになります。

タイトジャンクションは紫外線やストレスなどによってダメージを受けると言われており、バリア機能が崩れると花粉やウィルスなどの刺激を受けやすい肌になります。

(2)感覚神経の伸長
さまざまな刺激をキャッチする「感覚神経」が伸びることも、刺激を感じやすくさせる要因でもあります。

通常はタイトジャンクションという最終的な壁があるので、刺激をキャッチする感覚神経がタイトジャンクションより上の部分に伸び広がる必要がなく、過剰に反応する必要もありません。

しかし、アトピー性皮膚炎のように過敏な肌については、神経がタイトジャンクションより上にも伸びて刺激をキャッチしているということが研究でもわかってきました。

この神経の伸長については、肌質や遺伝の要素が大きいといわれていますが、紫外線などの外的要因もゼロではありませんので、刺激から肌を守ることは心がけるようにしましょう。

(3)日本人特有の肌特徴
アジア人の肌は、白色人種や黒色人種に比べると、角質の水分が少ない+角質層の水分蒸散量が高い特徴があります。さらに、日本人の肌はアジア人の肌の中でも角質層が薄く繊細であるといえます。

加えて、近年は酷暑の夏や寒暖差、急な冷え込みといった刺激も増えてきましたので、私たちの肌は、いつバランスを崩してもおかしくない状態といえます。



 

◾️シンプル&丁寧な引き算スキンケアを

肌が繊細になる理由がわかったところで、おすすめのスキンケアを紹介します。

(1)マイルド洗顔をしよう
スキンケアのファーストステップである「洗顔」はとても重要です。ここで、刺激を与えすぎないようにしましょう。

洗浄力の強い洗顔、強すぎる圧、タオルでゴシゴシ拭き取りなどは日頃から注意しましょう。

(2)スキンケア成分もチェックしよう
マリエランは、健やかな肌の土台作りとして「保湿」を日頃から紹介してきました。スキンケアで耳慣れた「保湿」ですが、水分が不足している肌は、あらゆる刺激を受けやすく美容で楽しめる範囲も狭くなります。

そのため、まずはしっかりと保湿をして土台を整えたいのですが、この時にチェックしておきたいのが「成分」。一言で保湿といっても成分も役割もさまざま。参考として代表的な成分を紹介します。

肌表面をうるおす

コラーゲン、ヒアルロン酸 など

角質層に浸透
水分を吸着挟み込む

水分を吸着:アミノ酸、グリセリン、BG
水分を挟み込む:セラミド、コレステロール など

肌荒れを防ぐ

グリチルリチン酸ジカリウム
グリチルリチン酸ステアリル
トラネキサム酸、アラントイン など

肌を保護・バリア機能向上

セラミド・ワセリン

繊細な肌の時は、刺激を受けやすい状態でもあるので、保湿とともに肌荒れを防ぐ成分や肌を保護する成分も取り入れるといいでしょう。

(3)アイテム数を見直そう
「キレイになりたい!」と願うからこそ、肌悩みごとにアイテムを追加して、スキンケアの数が増えていませんか。

肌が繊細な時は塗布する際の摩擦さえも刺激になることがあります。また、肌にしっかりアプローチして悩み解決するような「攻め」の成分は、刺激になる可能性があるため、一旦使用は控え、シンプルに「保湿」に徹して健やかな肌の土台作りをするようにしましょう。

(4) 紫外線対策は常に意識しよう
紫外線はバリア機能に大きく影響を与えます。季節や天候によって量は異なりますが、1年を通して紫外線は降り注いでいますので、UV対策は常に意識しておきましょう。

日焼け止めの活用はもちろん、季節によって日傘や帽子など、その他アイテムも活用するのがおすすめです。




 

◾️まとめ

肌が繊細になりやすいこの時期。特に昨年の長期的な酷暑による肌ダメージで、敏感肌に傾いた人も多いかと思います。

今年も厳しい気候の1年になる予感。健やかな肌の土台をしっかり整えて、美容の選択肢をもっと増やしていきましょう。



 

オールインワンクリーム

健やかな肌の基礎となる「水分」と「油分」をバランスよく含んだ、摩擦レスのオールインワンクリーム。繊細な肌になりやすいこの時期にぴったりなアイテムです。

<肌の土台となる保湿・保水成分>
・肌表面をうるおす「ヒアルロン酸Na」
・うるおいを逃さない「スクワラン」「ホホバ種子油」
・肌の内側(*1)へうるおいを届ける「プラセンタエキス」
・肌荒れを防ぐ整肌成分として「カンナビジオール(*2)」「グリチルリチン酸ステアリル(*3)」を配合。

保湿と肌荒れを防ぎ、これ1つで「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」「パック」の5役を叶える、「時短」のためではなく美肌の土台を作るためのオールインワンクリームです。

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オールインワンクリームMEN

男性の肌は、女性と比較して水分量が半分、水分が蒸発する蒸散量は女性の倍以上という乾燥しやすい特徴を持っています。加えて、シェービングという習慣もあり、繊細な肌になりやすい男性の肌環境を考慮したオールインワンクリーム。

特徴的な男性の肌環境を考慮し、成分やテクスチャーにこだわったアイテム。忙しく時間がない人や、スキンケアが始めての人でも取り入れやすい1ステップスキンケアです。

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<執筆者コメント>
2024年の酷暑での肌ダメージから始まり、暖冬かと思いきや朝晩の寒暖差、1月にかけて急な冷え込みなど、最近の私たちの肌を取り巻く環境はとても過酷です。

そのため、いつもは肌トラブルが起こらない人でも、今年は「肌がムズムズする」「いつもと違う」「カサカサする」といった変化を感じている人も多いのではないでしょうか。

2025年も更なる厳しい気候になる可能性があるため、今のうちから肌の土台をしっかり作り備えておくことがとても大切です。

マリエランのスキンケアは、肌の土台作りに向き合っており、美容の選択肢を増やしてくれるアイテムが揃っています。

ぜひこの機会に、美肌に向けた選択肢を増やすスキンケアをしてみませんか。

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〜美肌の選択肢をもっと広がる〜


執筆者:西川美佐子

*1 角質層まで
*2 CBD
*3 肌荒れを防ぐ、保湿・整肌成分