顔とは違うボディケア!効率的なケア対策は?


1年で一番湿度や気温が下がる冬。

ぐっと冷え込む中で、フェイスケア以外に気をつけておきたいのがボディケア。「冬のボディケア」といえば「ボディクリーム」などの乾燥ケアだけだと思っていませんか?

頑丈なイメージがあるボディの肌ですが、顔にはないケアポイントがたくさん!そこで今回は冬に注意しておきたいボディケアについてご紹介します。




 

■顔とは違う?!体の肌環境

最適なボディケアをするために、まずは、顔の肌との違いを知っておきましょう。

(1)肌の特徴
まず、顔と体の大きな違いは「角質細胞の層」です。以前「角質ケアの落とし穴!正しい角質ケアを知ろう」でもご紹介した肌の構造は基本的に同じですが、角質を構成している角質細胞の「層の数」が部位によって異なります。

個人差や部位によって細かい違いがあるものの、およその目安は下記の通りです。

 

 部位名

 層の目安

 まぶた

 約7層

 

 約10層

 体・四肢

 約15層

 手のひら・足裏

 約40〜50層

顔の中でも繊細に感じるまぶたは層の数が少なく、頑丈に感じる手のひらや足裏は層の数が厚くなっています。

ここで注目しておきたいのが、体の方が層の数が多いとはいえ、顔と体では数層しか差がないという点です。

角層の厚みは部位によって異なりますが、頬あたりの約10層でラップ1枚程度と言われています。頑丈なイメージがある体の角層も、かなり薄いということを覚えておきましょう。



 

(2)冬は水分不足になりやすい
冬は顔と同様、体も水分不足になります。

<水分不足の理由>

・湿度の低下
・水分摂取量の低下
・体内での熱生産

1年の中でも湿度が最も低い冬は、顔だけでなく体も水分が不足している上に、暑い夏と比較しても水分摂取量が減りやすくなり、体はカラカラ状態に。

さらに気温が低下すると、私たちの体は体温が下がりすぎないよう維持するために、基礎代謝が高くなると言われています。そのため少しの動作でも意外に汗をかき、水分が体外に出るなどが起こっています。




 

(3)体は「つい」洗いすぎる
顔の洗顔は「優しく」「摩擦レス」「マイルドな洗浄剤」など、気をつけている人は多いですが、体はどうでしょうか?

「ゴシゴシ」こすっていたり、ボディソープを何プッシュも使ったりしていませんか?

(1)でご紹介したように、体の角層は意外に少ない数でできています。そこへ硬いタオルなどでゴシゴシ洗うと、古くなった角質だけでなく残しておきたい角質まで落としてしまいます。

(4)顔以上の摩擦
外気にさらされている顔と違い、体には意外と摩擦が潜んでいます。

体を洗う時の摩擦だけでなく、体は下着や衣類により、常に摩擦が起きています。特に冬は体全体を衣類でおおうため、紫外線によるダメージの心配は少ないものの、摩擦は夏以上!

さらにボディクリームなどを塗布する際による塗布時の摩擦も起こりやすいため、塗布するアイテムのテクスチャーも重要です。




 

■思わず触れたくなるボディへ!冬のボディケアのポイント

顔の肌との違いがわかったところで、今日からできるボディケアをご紹介します。

(1)たっぷりの水分補給をしよう
冬は外気も体の中も水分不足になりがちです。体の中からも外からもしっかり水分を与えましょう。

冬は体が冷えやすく、体温維持のために熱を作り出し、汗(水分)が体外に出やすい環境にあります、

冬はあまり水分を摂らない人も、温かい飲み物などを利用すれば、水分摂取&冷え対策にもなりますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

また、ボディクリームなども積極的に活用しましょう。お風呂上がりや外出先など、サッとケアできる保湿アイテムは普段から持っておくと心強いですね。

肌表面をうるおしてくれる、コラーゲンやヒアルロン酸、健やかな肌に整えてくれるツボクサエキス(CICA)やモモ葉エキス、与えたうるおいを逃さないワセリンなどの油分といった成分はおすすめです。

また、塗布時の摩擦を起こさないためにも、できるだけなめらかなテクスチャーのものを選ぶようにしましょう。

(2)優しく洗う
体の角層は顔よりは数が多いものの、劇的に多いものではありません。

そのため、普段からボディタオルを使用している人は、柔らかめのものに変更したり、素手で洗ったりするなどがおすすめです。

(3)ボディソープは1プッシュで十分!
体を洗う際に使用するボディソープですが、いくら体に優しいものを使用していても「洗浄剤」です。大量に使用するのはお肌には刺激になりますので注意が必要です。

一般的なものは1プッシュ程度で十分泡立ちますので、普段から何プッシュも使用している人は、量を調節してみましょう。

また、タオルを使用せず素手で洗っている人は、大量に使用しがちになりますので、泡立てネットなどで泡を作り洗うのがおすすめ。素手で洗うよりも摩擦を減らせるので、さらに優しく体を洗えます。












 

■まとめ

顔のお肌とは違う、ボディの特徴や環境をご紹介しました。ボディは頑丈なイメージがあるため「つい」刺激を与えやすく、うっかりダメージが蓄積していることも。

この時期は衣類などで肌が見えることは少ないため、次の季節に向けて美しいボディを準備するには今がチャンスです。

肌の刺激を減らし不足しがちな水分をたっぷりと与えて、体全体で「私は美しい」と声に出したくなる肌を目指しましょう。


BODY CREAM ボディクリーム

乾燥や摩擦が起こりやすい冬のボディケアにピッタリな、うるおいたっぷりの摩擦レスクリーム。

・健やかな肌に整える「CBD(*1)
・肌表面にうるおいを与える「3種のヒアルロン酸(*2)
・肌荒れしやすいこの時期にピッタリ!「モモ葉エキス(*3)」「アラントイン(*3)「CICA(*4)
・与えた水分をしっかりキャッチする「ワセリン(*3)
・肌のことを考えた「6つのフリー成分」

着色料・香料・アルコール・石油界面活性剤・紫外線吸収剤・パラベン

肌にのせると、体温でとろけるようになめらかに伸び広がり、まるで肌の一部のような自然な肌なじみで、体を優しく包んでくれます。

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<執筆者コメント>
冬は、気温や湿度が1年で一番低く、角層が特に薄く外気にさらされる顔の肌に気を取られがちです。

ボディは衣類で覆われていますが、その分摩擦などが起こりやすく、思った以上に過酷な環境にいます。

顔だけでなく、ボディの肌も優しくケアして、さらに美しく輝いてくださいね。


〜「私は美しい」と声に出したくなる肌へ〜

執筆者:西川美佐子

*1 カンナビジオール(保湿・整肌成分)
*2 ヒアルロン酸ヒドロキシプロ ピルトリモニウム、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na(保湿成分)
*3 保湿・整肌成分
*4 ツボクサエキス(保湿・整肌)