香りに癒される、産後ママのためのセルフケアアイデア


出産後の生活は、体も心も大きく変わる時期です。妊娠・出産を経てホルモンバランスは大きく揺らぎ、夜泣きや授乳、家事に追われる毎日で「自分のことは後回し」になってしまうママは少なくありません。

鏡を見る時間もなく「気づけば肌や心が疲れてる。」そんな経験をしている人も多いのではないでしょうか。

産後や育児期こそ「自分をいたわる小さな習慣」は必要です。ほんの少しの工夫で、心と体に余白が生まれ、前向きな気持ちを取り戻せます。今日は、忙しいママでも取り入れやすいフェムケアのヒントをお届けします。

 


◾️忙しい毎日に/ちょっとしたフェムケア習慣


まず知っておきたいのは、産後・育児期に起こりやすい体の変化です。

妊娠・出産を経た女性の体は、ホルモンの分泌や血流が大きく変わり、肌の乾燥やデリケートゾーンの違和感、骨盤底筋のゆるみなどを感じやすくなります。さらに、授乳や抱っこによる姿勢の偏り、睡眠不足も加わり「なんとなく不調」が積み重なってしまいます。

そんな時に大切なのは、「頑張りすぎないお手入れ」です。

デリケートゾーン専用の保湿アイテムを取り入れるのがおすすめです。摩擦や乾燥による不快感が和らぐことで、日常のストレスがぐっと軽くなります。

デリケートゾーン以外にボディケアも重要です。お風呂上がりに少しだけゆっくりと全身を包み込むようにクリームやオイルを伸ばす瞬間は、心がほぐれる瞬間を楽しめます。

また、座る姿勢を整えるだけでも立派なフェムケアです。授乳や抱っこで猫背になりがちな時期は、骨盤底筋に負担がかかりやすくなります。座った時に背筋を伸ばし、お腹に少し力を入れて座るだけで骨盤まわりの筋肉を意識するトレーニングにつながるなど、大げさな運動をしなくても、日常の「ながら時間」で十分ケアが可能です。

そして忘れがちな水分補給も意識しましょう。

カフェインレスのお茶や常温の水を飲むことは、体の循環を整えるだけでなく「自分をリセットする時間」にもなります。忙しいママだからこそ、数分の水分補給を「心と体をいたわる習慣」として大切にしてみてください。

いくつかの例を挙げましたが、完璧にこなす必要はありません。むしろ「できる範囲で」続けることが、自分を大切にする第一歩です。

 


◾️心をいたわるセルフケアと“香り”の力