乾燥肌でも肌はテカる?!気をつけたいインナードライ肌

夏になると気になる「テカリ」。テカリは脂性肌だけに現れる現象だと思っていませんか?

実は乾燥肌も例外ではありません。そこで今回は乾燥肌に起こるテカリの原因と対策について紹介します。



◾️テカリは何からできてるの?
テカリのもとは主に皮脂です。対策する前に、この皮脂の役割から理解しておきましょう。

<皮脂の役割>
・皮膚を乾燥から守る(乾燥を防ぐ)
・花粉、ハウスダスト、化学物質といった異物から肌を守る
・外敵刺激から肌を守る


など、私たちが健康であり続けるために欠かせない働きをしています。しかし、なんらかの原因で過剰に分泌されてしまうと、「テカリ」や「ベタつき」といった不快感をもたらします。



◾️乾燥肌でも肌はテカる!?その特徴は?
テカリといえば、思い浮かべがちなのが「脂性肌」ですが、実は、テカるのは脂性肌だけではありません。

・洗顔後、肌のつっぱり感を感じる
・洗顔後、すぐに肌がテカリはじめる(皮脂がすぐに出る)
・Tゾーンだけテカリがある(目元口元はカサカサ)
・触れるとゴワついている
・キメがあらい
・ファンデーションのノリが悪い
・メイクが崩れやすい


上記に当てはまる項目があれば、そのテカリの原因は脂性肌ではないかも?!

見た目にテカリがあると脂性肌だと思われがちですが、実は内側が乾燥している「インナードライ肌」という状態で、乾燥による過剰な皮脂分泌が起こっているかもしれません。

インナードライ肌というのは、乾燥している肌が健やかな状態を保つために、これ以上水分を蒸発させないよう皮脂の分泌を増やす、防衛反応の1つです。

そのため、インナードライ肌に気づかず、皮脂を除くスキンケアに注力していると乾燥が進み、さらに皮脂分泌が増えるという美肌にとっては避けたい悪循環を招きます。

適切なテカリ対策をするには、原因が脂性肌によるものか、インナードライ肌によるものか、見極めた上でお手入れするのが重要になってきます。


乾燥(インナードライ)によるテカリ対策
ここからは、乾燥が原因のテカリ対策について紹介します。

<スキンケア>
(1)クレンジング・洗顔

スキンケアのファーストステップである「洗う」はとても重要です。

<洗顔のポイント>
・朝晩以外に何度も洗顔しない
・ゴシゴシ力を入れて洗わない
・洗顔時に熱いお湯を使用しない
・角質ケア(スクラブ、ゴマージュ、ピーリング、酵素洗顔)を毎日使わない


インナードライ肌はそもそも「乾燥」しているためとても繊細です。そのため、水分・皮脂を奪いすぎる過度な洗顔量の使用や、頻度・方法は避けるようにしましょう。

クレンジングはメイクに合わせた洗浄力にしたり、そもそも石けんで落ちるような落としやすいメイクにするなど工夫をしながら商品を選んでくださいね。

洗顔は、皮脂はぬるま湯で流すだけで簡単に溶けて流れるため、日常的な汚れであれば洗浄力の強いものを使用する必要はなく、しっかり汚れを落とす角質ケアアイテムはあくまでスペシャルケアとして、週に1〜2回程度にとどめておきましょう。


(2)保湿ケア
テカリが気になると、乳液やクリームといった油分が少なくなりがちです。特に夏になるとベタつきやすさも加わり「油分は苦手」という人も多いのではないでしょうか。

しかし、肌には適度な水分と油分が必要です。テカリが気になるからといって、乳液やクリームを使用しないでいると乾燥が進行していきます。

とはいえ「どうしても乳液やクリームは苦手!」という人は、水分と油分がバランスよく含まれている「オールインワン」などを活用しながらお手入れするのもおすすめです。

また、インナードライ肌は水分と油分のバランスが崩れているため、敏感肌に近い繊細さがあります。そのため、アルコール・合成着色料・香料など、刺激に感じる可能性があるものはできるだけ無添加のものを使用するといいでしょう。


(3)紫外線ケア
これから特に注意しておきたいのが「紫外線ケア」です。

紫外線はシミの原因となるだけでなく、肌の乾燥やバランスを崩す原因となりますので、日頃からUVケアはしっかりしておきましょう。

「在宅で1日家にいるので大丈夫!」という人も要注意!紫外線には種類があり、肌の奥まで作用するA波は部屋の中にも入ってきています。

そのため、インナードライ肌や紫外線による影響をできる限り避けたい人は、屋内であってもUVケアはしておきましょう。


(4)摩擦レス
最後に、全てのお手入れに通じるのが「摩擦レス」であることです。摩擦といえば、洗顔時の「ゴシゴシ」を思い浮かべがちですが、それだけではありません。

スキンケアを塗布するときの摩擦、マスクや衣類による摩擦、汗を拭くときに起こる摩擦など、日常生活には多くの摩擦が潜んでいます。

そのため、肌のバランスが不安定なインナードライ肌の時は、スキンケアアイテムを減らしたり、なめらかなテクスチャーのものに変えたりするなどを工夫しながら、日常生活の摩擦も意識を向けておくといいでしょう。



◾️まとめ
今回はインナードライ肌による肌のテカリと対策を紹介しました。肌は私たちが思っている以上に体を守ろうと必死に働いてくれています。

今回紹介したスキンケアだけでなく、規則正しい生活やバランスのいい食事、こまめな水分補給などで、内側からもしっかりケアしながら、この夏を美肌で乗り切りましょう!



オールインワン&洗顔セット
バランスの取れた健やかな肌に欠かせない「保湿」×「摩擦レス」がそのまま形になった泡洗顔。

繊細な肌を優しく洗い上げられる、きめ細やかで肌ざわりのいい「摩擦レス」な泡と、「CBD(*1)x和漢®️(*2)」をベースとした美容成分(*3)が、心地いい洗顔タイムを届けてくれます。

洗浄剤には、マイルドな洗浄力のアミノ酸系(*4)を使用しており、年齢や男女関係なく幅広い肌タイプにご使用いただけます。

スキンケアのファーストステップである「洗顔」の大切さにこだわったMARIÉLANおすすめのアイテムです。
インナードライ肌に起こりがちな水分と油分のバランスの偏りと繊細な肌状態。時短ではなく肌のために考えられたオールインワンクリーム。

<厳選した自然由来成分>
・繊細な肌を健やかに整える保湿整肌成分「CBD(カンナビジオール)」「グリチルリチン酸ステアリル」
・1gで6Lの水をキャッチする保湿成分「ヒアルロン酸Na」
・うるおいを逃さない「スクワラン」「ホホバ種子油」
・肌の内側(*5)からうるおいを与える「プラセンタエキス」
・美しい肌印象に導く整肌成分「ビタミンC誘導体(3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸)」

これ1つで「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」「パック」の5役を叶える、スキンケア時の摩擦をできる限り減らした、シンプルステップのオールインワンクリームです。

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<執筆者コメント>
見た目にはツヤっとしたように見える「テカリ」。

猛暑でベタつきやすい季節になるとうっかり気づきにくいですが、洗顔後の肌や触れた時の肌感触に違和感を感じたら「インナードライ肌」かもしれません。

そんな時は慌てて皮脂を落とそうとせず、まずは肌の状態をしっかり観察して、肌の声を聞いてみましょう。

特に女性は月経などによって肌状態が変わりやすいため、日々の肌観察がとても大切です。

毎朝肌の声を聞きながら、その日のコンディションにあったスキンケアをして、今日も明日もワクワクするような美肌を目指しましょう!

〜「私は美しい」と声に出したくなる肌へ〜

執筆者:西川美佐子

*1 カンナビジオール(保湿・整肌成分)
*2 クズ根エキス、チャ葉エキス(保湿・整肌成分)
*3 保湿・整肌成分
*4 ヤシ脂肪酸アルギニン(洗浄成分)
*5 角質層のこと