春の毛穴悩みに要注意!毛穴の役割とタイプ別ケア方法を紹介
暖かくなると目立ち始める「毛穴」。
美しい肌印象のためには「つるん」とした肌を保っておきたいですよね。そこで今回は、この時期に注意しておきたい代表的な毛穴悩みの種類と対策について紹介します。
◾️毛穴とは?役割とは?
毛穴対策の前に、まずは毛穴とは何か?役割について知っておきましょう。
<毛穴とは>
毛穴とは、わかりやすくいえば「毛が皮膚表面に出るための出口」です。 |
この全身にある「毛穴」には
・皮脂を分泌し、肌の水分蒸発を防ぐ
・汗を分泌することで体温調節を行う
といった働きがあり、私たちの体を健康的に保つには欠かせない存在です。
◾️この時期に顔の毛穴が目立つのはなぜ?
皮膚や毛穴については、全てが解明できているわけではありませんが、顔の毛穴が目立つのにはいくつか理由があると考えられています。
・汗や過剰な皮脂の分泌
・コラーゲンの減少
・乾燥
・紫外線による肌ダメージ
・筋肉のたるみ
・脂質・糖質・アルコール・カフェインの過剰摂取
加齢によって起こるものや日頃のスキンケアで起こるものなど、毛穴悩みが起こる原因はさまざまで人によって異なります。
特に暖かくなるこの時期は、紫外線によるダメージや皮脂・汗の分泌が増えることから毛穴が開きやすく目立ってきます。
◾代表的な毛穴悩みと対策
それではこの時期に多い、代表的な毛穴悩みを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
(1)つまり毛穴
皮脂や角質などが混ざってできる「角栓」が毛穴に詰まり、開いた状態になるのが「つまり毛穴」です。
・できやすい場所:Tゾーンなどの皮脂分泌が多い部分 |
角栓があることで周囲の皮膚との光の屈折に差があらわれ、肌のキメが荒く見えてしまいます。
また、毛穴に角栓が詰まると皮脂が溜まってしまうため、ニキビや炎症などにつながることもあり早めのケアが大切です。
<対策>
・紫外線対策 |
まずは、毛穴の原因である「角栓」を作らないことがポイントです。まずは過剰な皮脂分泌が起こらないように、食事の偏りを減らし、レバーや卵、豆類といったビタミンB2、B6が含まれる食材を取り入れるようにしましょう。
その上で、ターンオーバーの乱れによる角質肥厚を作らないよう、紫外線ケアや肌に優しい洗顔&保湿で、健やかな状態を作るのがポイントです。
「角栓が原因なら抜いてしまえ!」と無理に角栓を引き抜いてしまうと、さらに毛穴が大きく開いたり再び角栓が作られたりする可能性があるため、注意しましょう。
(2)開き毛穴
過剰な皮脂分泌などにより、毛穴がすり鉢のように開いた状態になるのが「開き毛穴」です。
・できやすい場所:Tゾーンなどの皮脂分泌が多い部分、頬 |
毛穴が口を開いたように見える「開き毛穴」は、”つまり毛穴”以上に毛穴のくぼみによる光の屈折が大きく、見た目にも目立ちます。
主な原因は皮脂分泌であり、脂性肌の人は開き毛穴が起こりやすい傾向にあるため、日頃から食生活には注意しておきましょう。
<対策>
・食生活における脂質摂取のコントロール |
また、皮脂分泌に関わる男性ホルモンも原因の1つです。特にホルモンバランスの変化が起こりやすい思春期は過剰になりやすい傾向にありますが、成人になるにつれて落ち着いてきます。とはいえ、不規則な生活習慣はホルモンバランスの乱れにつながるため、心当たりがある場合は、意識して整えるようにしましょう。
スキンケアでは、皮脂が気になるからといって「過度な洗顔」や「あぶらとり紙の多用」をすると、肌は乾燥から身を守るためにさらに皮脂を出すことがあります。
特に皮脂や汗の分泌が増えるこの時期は、つい洗顔しすぎる人も少なくありませんので、注意が必要です。
基本は、余分な皮脂や汚れだけを落とせるようなマイルドな洗浄力の洗顔で、やさしく落とすなどを心がけましょう。
(3)たるみ毛穴
紫外線や乾燥、加齢などにより、コラーゲンやエラスチンの量・質の低下が起こり皮膚が弛むことで起こるのが「たるみ毛穴」です。
・できやすい場所:たるみやすい頬部分 |
肌のハリが失われることで起こる「たるみ毛穴」は、毛穴にかかる重力に対して元に戻ろうとする力が弱くなっているため、伸びたような楕円形をしているのが特徴的です。
主な原因は「肌の老化」ですが、老化の原因は年齢だけではありません。紫外線や摩擦、乾燥によっても肌は老化します。
<対策>
・紫外線ケアは欠かさずに!特にUV-Aには要注意! |
この時期に特に注意しておきたいのが「紫外線」。紫外線は肌を一気に老化させます。特に波長の長いUV-Aは部屋の中にいても入り込んでいるので、1年を通して日頃から紫外線対策はしっかりしておきましょう。
続いて、肌の負担になる摩擦はできるだけ避けましょう。洗顔時だけでなくスキンケアを塗布する際の摩擦が刺激になることも。ゆらぎ肌や敏感肌の時は特にシンプルステップで負担を減らすのがおすすめです。
加えて、たるみ毛穴は喫煙による細胞ダメージ、肌の糖化によるたるみも影響が大きいため、過剰な摂取は控えましょう。
また、適度な運動は細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンの産生を促すという研究結果もあるので、ちょっとしたスキマ時間に歩くなど、日常的に続けやすい運動を意識的に取り入れることも効果的です。
<参考:冷水で洗うと毛穴が引き締まる?>
よく「冷水で洗うと毛穴がきゅっと引き締まる」といわレていますが、残念ながら毛穴は引き締まりません。 |
◾毛穴におすすめの成分
最後に、毛穴ケアにおすすめの代表的な成分を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<おすすめ成分>
成分 |
成分の主な効果 |
保湿成分 |
コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド、ペプチドなど |
ナイアシンアミド |
皮脂分泌の抑制やコラーゲン産生を促進 |
ビタミンC系 |
皮脂分泌の抑制やコラーゲン産生を促進 |
レチノール |
ターンオーバーの促進 |
アゼライン酸 |
皮脂分泌の抑制、抗炎症作用 |
※上記は成分単体の主な効果であり、配合商品の効果を保証するものではありません
*メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐこと
◾️まとめ
これからの時期は、皮脂や汗の分泌が増えたり紫外線量が増えたり、毛穴悩みが増えやすい環境が揃ってきます。
毛穴ケアはスキンケアだけで整えることは難しく、生活習慣も整えることが改善への近道となります。
ぜひこの機会に、外からも内からも整えて、この夏を美肌で過ごしましょう。
〜フェイシャル フォーム クレンザー〜
MARIÉLANの美容理論である「保湿」×「摩擦レス」がそのまま形になった泡洗顔。
マイルドな洗浄力のアミノ酸系洗浄剤(*1)を使用&美容成分(*2)配合で、泡パックとしても使用ができるマルチな洗顔です。年齢や男女関係なくお使いいただけるので、あらゆる肌状態でも使いやすいアイテムです。
きめ細やかで肌ざわりのいい「摩擦レス」な泡と、マイルドな洗浄力で、余分な皮脂や汚れを除き、優しく毛穴汚れも洗い上げてくれます。
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〜オールインワンクリーム〜
水分と油分をバランスよく含み、繊細な肌を効率よくお手入れできる、時短ではなく肌のために考えられたオールインワンクリーム。
<たっぷりの保湿成分>
・肌表面をうるおす「ヒアルロン酸Na」
・うるおいキャッチ!「スクワラン」「ホホバ種子油」
・肌の内側(*3)からうるおいを与える「プラセンタエキス」
・毛穴が目立つ部分にうるおいを届ける整肌成分「ビタミンC誘導体(3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸)」
などをたっぷりと配合し、季節の変わり目でゆらぎやすい肌にピッタリな整肌成分「カンナビジオール(CBD)」「グリチルリチン酸ステアリル」も配合し、毛穴悩みにもしっかりアプローチ。
これ1つで「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」「パック」の5役を叶える、シンプルステップのオールインワンクリームです。
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〜オールインワンクリーム MEN 〜
スキンケア習慣がない男性も視野に入れた、1ステップのオールインワンクリーム。
女性に比べて水分量が少なく水分蒸散量が高いため、皮脂分泌が増えがちな男性の肌。加えて、男性特有のシェービング習慣や紫外線によるダメージも考慮し、たっぷりの保湿、刺激レスなテクスチャーでしっかりとお肌を整えるクリームです。
水分量が少なく皮脂分泌が多い男性の肌を考え、水分と油分をバランスよく含んだ男性におすすめのアイテムです。
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<執筆者コメント>
肌悩みで悩む人も多い「毛穴」。
角栓によるものや皮脂分泌によるもの、肌そのものの老化によるものなど、代表的なものを紹介しました。
毛穴の形や色味が変わることで、肌部分と毛穴部分で光の反射(屈折率)に差が生まれ、実際の毛穴の大きさ以上に目立ってしまいやすいのが特徴です。
反対に、毛穴ケアをしっかりしておくことで、光の反射が均一になり、キメの整った美しい肌印象になります。
ぜひ今日から、スキンケアや日常生活でできることから毛穴ケアをしてみてくださいね。
〜光り輝く美しい肌へ〜
執筆者:西川美佐子
*1 ヤシ脂肪酸アルギニン(洗浄成分)
*2 カンナビジオール(CBD)、クズ根エキス、チャ葉エキス、アロエベラ葉エキス(保湿・整肌成分)
*3 角質層のこと