男性の肌は繊細!季節の変わり目はしっかりケアを


暖かい季節へと徐々に変化しつつあるこの頃。この時期は、気温だけでなくさまざまな環境が変化しています。

特に繊細な男性の肌は、うっかり油断していると敏感肌や肌トラブルになることも。今回は、この時期にチェックしておきたい男性スキンケアを紹介します。


■男性の肌特徴と春の気候の特徴

この時期の肌ケアを知る前に、まずは男性の肌の特徴&春の気候についておさらいしておきましょう。


(1)男性の肌特徴
男性の肌は女性とは大きく異なります。


大きく異なるポイントは下記3つです

・水分量
・水分蒸散量(水分が蒸発する量)
・皮脂量

男性の肌は女性に比べて水分量が少ない上に、蒸発量と皮脂が多いという傾向があるのが大きな特徴です。つまり、見た目は皮脂によるツヤ感があるものの、水分が少ない「インナードライ肌」になりやすい傾向にあります。

また、女性にはない日常的なシェービングといった肌刺激もあるため、肌が不安定になりやすいのも特徴です。

(2)春の特徴
春は気温とともに紫外線量が上昇します。

加えて、朝晩の寒暖差による肌のゆらぎと、花粉による肌刺激もあるため、繊細な男性の肌はいつも以上に丁寧なケアが大切です。

2024年は地域によっては、2月末から花粉の飛散が始まると予測されている地域もあるため、早めのケアをしておくと安心ですね。


■春は慎重に!男性のスキンケア

男性が肌のお手入れをする習慣は徐々に浸透しているものの、「化粧水だけ」「UVケアまではしていない」といった人も多いのではないでしょうか。

刺激が多いこの時期は、油断していると敏感肌や不安定な状態になりやすいので、肌に寄り添ったスキンケアが大切です。

そこで、この時期こそ特に注意しておきたい男性のスキンケアを紹介します。

(1)やさしく落とす
余分な皮脂や汚れを落とす「洗顔」。

皮脂分泌が多い男性は、テカリやニキビなどの心配から「しっかり落としたい」と思うかもしれません。そこで洗浄力の強い洗顔料を使用すると、肌に残しておかなければならない水分や油分も取り去ってしまいます。

皮脂そのものは35度程度のぬるま湯で落とせることや、毛穴汚れもマイルドな洗浄剤を使用した泡洗顔を軽くお肌にのせる程度である程度オフができます。

「毛穴汚れが目立つ!」という人は、週に1回程度の酵素洗顔などを使用するのがおすすめです。

(2)やさしく与える
本記事でも紹介した通り、男性の肌は水分が不足しやすく繊細になりやすいので「たっぷりのうるおい」を「低刺激」でお肌に与えることがポイントです。

併せて、肌荒れを防ぐ成分が配合されているものを使うのがおすすめです。

繊細な男性の肌をやさしくお手入れするために、下記ポイントはチェックしておきましょう。

◾️保湿成分がたっぷり配合されたものを選ぶ
◾️肌荒れを防ぐ成分「グリチルリチン酸ジカリウム(またはステアリル)」「アラントイン」などが配合されたものを使用する
◾️香料・着色料・アルコールなどが無添加なものを選ぶ
◾️テクスチャーにもこだわる
◾️スキンケアステップそのものを少なくする
◾️メーカー推奨量を使う

保湿成分+肌荒れを防ぐ成分が配合されたものを選び、その中でも刺激を感じやすい成分が無添加なものがおすすめ。

また、お手入れ時の摩擦を減らすためにも、なめらかなテクスチャーやスキンケアステップそのものを減らす、推奨量を使うなども大切です。

(3)守る
春にかけて徐々に紫外線量も増え始めます。スキンケアをする男性は徐々に増えてきましたが、日焼け止めなどのUVケアまではしていない男性も多いのではないでしょうか。

お肌にやさしいノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)のUVケアがおすすめではありますが、まずはUVケアを習慣化しましょう。

花粉やホコリもブロックするタイプや、手軽に使えるスプレータイプなどがありますので、「続けられる」と感じるものを選び、テスターなどがあれば実際に試してみるのがおすすめです。

選び終えたら次は習慣づけです。玄関前や洗面台などにおいて目につくようにするなど、生活動線に組み入れることで、忘れず塗布しやすくなります。

特に真夏は、紫外線をそのまま浴びることで起こる「紫外線疲労」も増えます。日傘を使用する習慣があまりない男性は、体を守る意味でもこの時期からUVケアの使用を日常化しておくと安心です。


■美容医療などの攻めのケアをしたい人は慎重に

シミやシワ、ニキビ跡など、最近では男性も美容医療を受ける人が増えてきました。

美容医療による治療は種類にもよりますが、即効性を求める治療ほど肌に強いエネルギーを加えます。これらの治療は「機器によるアプローチ」+「肌の回復力」を利用したものが多く、肌が健やかな状態であることが重要です。

悩み解決のために受ける美容医療ですが、「治療後の回復までに時間がかかる」「思ったような効果が出ない」といったことが起こらないためにも、この時期は肌が健やかな状態を保てるよう意識しましょう。


■まとめ

繊細な男性の肌が、刺激の多い春を乗り切るためにおすすめのケアをご紹介しました。

皮脂が多く、女性よりも丈夫な肌印象を受けやすい男性の肌ですが、女性にはない刺激や肌の特徴と季節の変化を意識して丁寧にケアすれば、健やかな状態を保てます。

ぜひこの機会に、普段のスキンケアをチェックしてみてくださいね。



 

フェイシャルフォームクレンザー + オールインワンクリームMEN セット

男性特有のシェービングの習慣や、肌の特徴を考えたオールインワンクリーム。適度な水分と油分を含み、1ステップでスキンケアが完了するため、この時期の男性のお手入れにはピッタリ。

<フェイシャルフォームクレンザー>
マイルドな洗浄力のアミノ酸系洗浄剤(*1)だけでなく、アロエベラエキス・クロレラエキスといった美容成分(*2)も配合した、パックもできるうるおい泡洗顔。

とろけるような生クリームのような質感ときめ細やかな泡が、摩擦レスで心地よくお肌を包み、優しく洗い上げてくれます。

<オールインワンクリームMEN>
また、こだわりの摩擦レステクスチャーは、繊細な男性の肌におすすめです。

フェイシャルフォームクレンザーもオールインワンクリームMENも、肌のことを考えた無添加処方なので、刺激が気になる人にもおすすめです。

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<執筆者コメント>
男性の肌傾向と、この時期にチェックしておきたいスキンケアをお伝えしました。

肌悩みを改善するために、集中的にアプローチする攻めの成分や美容医療など、肌を美しく整える方法は年々増えてきました。しかし、どんなケアも肌の土台が整っていることで期待した効果を発揮できる手段です。

理想の肌状態になるために、まずは肌を季節の変化や刺激に負けないようしっかり整えることが一番の近道です。

今回のブログで紹介した通り、男性の肌は見た目以上にとても繊細で過酷な環境にあります。そのため、気候が大きく変動するこの季節は、肌状態も影響を受けやすく、肌のゆらぎや敏感肌・肌トラブルにつながることもあります。

ぜひこの機会に、春に向けての肌準備をしてくださいね。


〜繊細な男性の肌も、ヘルシーで美しく〜

執筆者:西川美佐子

*1 ヤシ脂肪酸アルギニン
*2 保湿・整肌成分