肌の赤みはトラブル前のシグナル!?原因と対策ご紹介
「トラブルというほどでもないけど肌が赤い」「年齢とともに赤みが出やすくなった」など、シミやシワといった悩みがない人でも一度は「赤み」が気になった経験はないでしょうか。
実は「赤み」はあらゆる肌トラブルの前段階の「肌のシグナル」です。今回は赤みの原因と対策についてご紹介します。
■肌の赤みとは?原因は?
赤み対策の前に、肌の赤みについて知っておきましょう。
赤みについては科学的に全てが解明されているわけではありませんが、原因として考えられている代表的なものを幾つかご紹介します。
<赤みの原因>
1.皮膚の炎症
2.バリア機能の低下
3.皮膚毛細血管の変化
4.アトピー性皮膚炎・酒さ様皮膚炎など
5.遺伝
4や5のように皮膚科専門医の協力のもと対応が必要なものもありますが、これらの原因によって赤みが出ると言われています。
摩擦や乾燥・紫外線といった何らかの刺激が加わり炎症(ダメージ)が起こると、私たちの体は、これらの炎症を早く治すために免疫細胞を血液に乗せて運ぼうとします。
その結果、炎症部分に大量の血液が送り込まれ、一時的に炎症部分に血液が集まるため赤みが目立ちます。
また、外部からの刺激によってバリア機能が低下すると、アレルゲンの侵入や水分蒸発により刺激を受けやすい肌となるため、炎症が起こり赤みの原因となります。
■赤みはそのままにしておくと危険?
肌の赤みの原因は、刺激などによる炎症が多くを占めていますが「そのうち消えるだろう」とそのままにしておくのはやめましょう。
炎症をそのままにしておくと、かゆみや痛みなどが起こりやすいイメージがあるかと思いますが、他にも注意しておきたいポイントがあります。
肌に炎症が起こると、炎症による刺激でメラニン色素が刺激されるため、シミの原因になったり、バリア機能が低下することで乾燥によるシワや毛穴トラブル、ニキビの発生など、数多くの肌悩みを増やすきっかけにもなります。
さらにアジア人の肌は、他人種と比較して下記のような特徴があります。
・水分の蒸散量(水分が蒸発する量)が高い
・角質の水分量が低い
・表皮からの分子の浸透もしやすい
・角質層が薄い
もともとダメージを受けやすい繊細な肌である上に、年齢を重ねるとホルモンバランスの乱れなども加わるため、エイジング世代は赤みが起こりやすく肌トラブルも起こりやすいというわけです。
■肌トラブルになる前に!赤み対策をしよう
肌トラブルを引き起こさないために、肌の赤み対策を紹介します。
(1)摩擦レス洗顔&スキンケア
洗顔は、泡タイプやジェルなど、さまざまな材系がありますが「どの洗顔料であっても摩擦を起こさない」ということに注意しましょう。
たっぷりの泡や洗顔料を「クッション」のようにして、できる限りやさしく洗うことがポイントです。
その後のスキンケアも、アイテムを塗り重ねる際の摩擦が刺激になることもあります。特に赤みが出始めている時は「早くおさまって欲しい」と願うばかりに、いくつものアイテムを使用したくなりますが、できる限り少ないステップでスキンケアするようにしましょう。
また、伸びのいいテクスチャーなど、塗布時に摩擦が起こらないことも大切です。
(2)赤みケア成分
赤みケアとしては、炎症ケアや肌荒れを防ぐ成分が配合されているものがおすすめです。
<成分の代表例>
・アラントイン
・グリチルリチン酸ジカリウム
・グリチルリチン酸ステアリル
・トラネキサム酸
・アゼライン酸
これらの成分は肌の炎症に効果が期待できる成分として心強い味方になってくれますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(3)日常生活
刺激を受けやすい肌状態は、赤みが出やすい肌といえます。
スキンケアや紫外線ケアといった「守る」ためのスキンケアも大切ですが、「健やかな肌作り=健やかな体づくり」が欠かせません。
睡眠不足や偏った食生活、運動不足なども刺激を受けやすい肌状態を作ってしまいますので、注意するようにしましょう。
また、赤みの原因の1つであるアレルギー反応については、アルコールやたばこといった嗜好品も引き金になると言われていますので、摂取量には注意するようにしましょう。
■まとめ
肌の赤みは、シワやシミ・ニキビなどとは異なり、メイクである程度隠せることが多いため、意外と気づかないことも多い状態です。
しかし、肌の内側では炎症や炎症によるメラニン色素の生成、バリア機能の低下などが始まっていますので、早めの対策が大切です。
肌トラブルが顕在化してくる前に、赤みという「肌のシグナル」を見逃さず、早めの対策で美肌になりましょう。
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<筆者コメント>
肌の赤みは、そこまで重視されることが少ないですが、実はトラブルが起こる前の大切な「肌のシグナル」です。
赤みに気づいたら大きな肌トラブルが現れる前に、刺激を抑えた「摩擦レスx保湿」ケアで早めに健やかな肌へと整えるようにしましょう。
また、肌の変化に早めに気づくためにも、朝起きた瞬間や夜寝る前など、少しだけ肌と会話して肌の声を聞いてあげてくださいね。
〜透明感あふれる、ヘルシーな肌へ。〜
執筆者:西川美佐子
*1 カンナビジオール(保湿・整肌)
*2 保湿・整肌成分
*3 乾燥によるくすみにうるおいを与えること