秋になる前にチェック!保湿力を下げないケア


肌の土台づくりには欠かせない「保湿」。

「保湿成分を塗布すればいい」と思っていませんか?

「しっかり保湿しているのに肌の調子が悪い」と感じる人は、肌の「保湿力」が下がっているかもしれません。今回は美肌の基本「肌の保湿力ケア」についてお伝えします。



 

■保湿力が下がる原因

まずは肌の保湿力が下がる原因からみていきましょう。

 

(1)自然の気候変化
日本には「春夏秋冬」があり、それぞれの季節によって気温や湿度が上下します。この変化が肌にも影響を与え、肌の保湿力を低下させます。

 

(2)人工的な環境変化
暑い時期や寒い時期になるとエアコンを使う機会も増えてきます。するとエアコン環境下での乾燥や、外気との寒暖差などがお肌の保湿力を下げてしまいます。

 

(3)紫外線
量の変動はあるものの、1年中紫外線は降り注いでいます。紫外線は「シミ」のイメージがありますが、肌の乾燥も招きます。

夏の日焼け止め塗り直し不足や、冬の紫外線ケアが不十分だと、予想以上に肌にダメージが加わり、肌の水分量が減ってしまうことも。


(4)食生活
塩分や糖分・脂質の取り過ぎは、健康な肌細胞を作るのに必要なビタミンB群がたくさん消費されてしまい、乾燥や乾燥による肌荒れといった肌悩みが生まれやすくなります。

 

(5)ターンオーバーの乱れ
年齢や偏った食生活、生活習慣の乱れによりターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、水分量が少ない状態が続くため、乾燥が進み、保湿力の低下につながります。

 

(6)スキンケア
強すぎる洗顔や過度なスクラブなどの落としすぎるケアや、その後のスキンケアが足りない、または過度にしすぎると、肌は水分を抱える力が少なくなったり逃げやすい状態になったりします。


■保湿力アップ対策

健やかな肌の土台となる「保湿力」を下げないためにも、保湿力アップケアをお伝えします。

 

(1)自然の気候変化
気温や湿度などの変化そのものを変えることはもちろんできませんが、季節の変化を早めにキャッチしておくことが大切です。

例えば、9月初旬の日中はまだまだ暑いですが、朝晩は気温が徐々に下がってきます。時間帯によって「肌寒い」と感じてきたら、湿度の変化も起こり始めています。

冷えによる血行不良や水分不足にならないよう、就寝時の衣類や寝具を調節したり、朝起きた時の肌状態をチェックしてみましょう。

寝る前にいつも通りのスキンケアをして、翌朝、洗顔前に肌がカサついているような時は乾燥が始まっているサインかもしれません。

そんな時は、刺激を与えないよう、やさしく水分を与えてあげましょう。





 

(2)人工的な環境変化
季節による環境の変化とは違い、エアコンなどによる環境変化はコントロールが可能な習慣です。

温度を下げすぎることによる血行不良を招かないためにも、夏の冷房時の室温は28℃、冬の暖房時の室温は20℃前後に設定するようにしましょう。

空気が乾燥してきた時は、加湿器を利用したり濡れたタオルを近くに置いたりなど、お肌の水分が下がりすぎないようにしましょう。



 

(3)紫外線
徐々に過ごしやすい季節へと変化していますが、紫外線はまだまだしっかり降り注いでいます。

真夏は日焼け止め&日傘などのアイテムを使用していたのに、「涼しくなって使用しなくなった」など、うっかり紫外線ダメージを受けてしまいます。

秋は夏のピークに比べて日照時間も紫外線量も少なくなるものの、油断は禁物です。肌のうるおいを保つためにもしっかりケアしましょう。



 

(4)食生活の見直し&ターンオーバーの乱れ
塩分や糖分、脂質の過剰摂取は、肌の乾燥や乾燥による肌あれを招きやすくなるだけでなく、内臓にも負担をかけてしまい「肌が黄ぐすんだように見える」などの色味の変化ももたらします。

また、偏った食生活や睡眠不足、運動不足やスキンケアの方法によってターンオーバーが乱れると、肌が十分に水分を抱えることができず、乾燥肌を招きやすくなりますので、規則正しい生活を心がけ、適度な運動も取り入れるようにしましょう。

とはいえ、細かく管理するのはとても大変です。そこで3つにポイントをまとめました。

1.食材は単品摂取から複数摂取へ
2.睡眠は時間よりリズムを意識
3.同じ姿勢はNG!適度にストレッチ

食材の種類が少ないとどうしても栄養が偏りますので、単一食材で一気に摂取するのではなく、できるだけ多くの食材を少しずつ取り入れるだけでもバランスは整いますので、1食のなかに少しずつ多くの食材を取り入れるようにしましょう。

続いて睡眠時間ですが、以前のブログでも何度かご紹介しましたが、人によって適切な睡眠時間は異なります。そのため「1日○時間」必ず寝なければいけないということに囚われる必要はありません。

むしろ気をつけておきたいのが「リズム」です。私たちの体に備わっている体内時計は「25時間」と言われており、1時間多く設定されています。人はこの誤差1時間を睡眠で調整していますが、この睡眠のリズムが毎日異なるとうまくリセットができません。

睡眠は、「1日○時間睡眠」よりは「同じ時間に寝起きする」リズム作りを意識しましょう。

最後に運動ですが、スポーツジムなどに通うことももちろんおすすめですが、時間のない時には、1〜2時間に1回ストレッチを行ったり、1日30分〜1時間歩いたりするといった日常生活でできる範囲で体を動かすようにしましょう。









 

(5)スキンケア
まずは洗顔。過度な洗顔回数は控え、ピーリングやスクラブといった角質ケアも週に1度程度にしておくのがおすすめです。

余分な皮脂を落としたい時は、皮脂が溶け始め落としすぎない30〜35度程度のぬるま湯を使いながら、洗顔料を使用する際はたっぷりの泡などを使って摩擦レスの洗顔を使用しましょう。

続いて肌の土台となる「保湿」ですが、性別や年齢などによって異なるものの、健康的な肌の水分量の目安は下記と言われています。

・角層(角質層)で20〜30%前後
・角層(角質層)より内部で60〜70%

肌への水分は「たくさん与えればいい」というわけではありません。必要以上に塗布しすぎると、肌は「ふやけた」状態になりバリア機能が低下してしまいます。すると、肌を不安定にさせてしまい、乾燥や肌荒れを起こしやすくなります。

保湿の基本は「不足した水分を適量を与え、逃さない」ことを意識しましょう。まずはメーカーの推奨量を塗布して、「物足りない」と感じた部分は少しずつ塗布して調節してみましょう。

季節の変わり目や肌が揺らぎがちな時は、さらに「シンプルステップ」で塗り重ねによる余計な摩擦を減らすことも大切です。

特に肌トラブルが起きていない時は、いつものスキンケアで問題ありませんが、「摩擦」が起こらないよう、使用するアイテムそれぞれの推奨量を守ってやさしくケアすることが大切です。









 

■まとめ

以前「「透明感のある、ヘルシーな肌」のために!知っておきたい肌の基本」でもご紹介しましたが、肌には体を守る役割があり、肌を健やかに保つことは、私たちの体にはとても大切なことです。

肌の土台となる「保湿」を適量でやさしく行い、健やかな肌で、よりいっそう自分の肌を好きになってくださいね。



 

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・エイジング世代に不足しやすいうるおいを適度に補う、和漢成分の「クズ根エキス」「カンゾウ根エキス」や「カミツレ花油(ビサボロール)(*2)」を配合

また、肌の保湿力を下げる要因の1つである「摩擦」を避けたなめらかなテクスチャーで、うるおいあふれる健やかな肌へと導いてくれます。

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<執筆者コメント>
肌の土台となる「保湿」ですが、「綺麗な肌になりたい」と思うあまり、化粧水の重ね付けやシートマスクを多用したくなりますよね。

健やかで美しい肌を目指すためにも、まずは朝起きた時の肌に触れてみて、毎日の肌状態をチェックしてみましょう。

私たちが体感で感じていなくても、肌はちょっとした気候や体調の変化をキャッチしているかもしれません。

肌は人によってさまざまで、全ての人が同じケアで綺麗になるとは限りません。

まずは自分の肌状態にしっかり向きあってベースとなるスキンケアを見つけ、季節に合わせて足し算をするのもおすすめです。



 

〜透明感あふれる、ヘルシーな肌へ。〜

執筆者:西川美佐子

*1 カンナビジオール(保湿・整肌)
*2 保湿・整肌成分