ターンオーバーを整えたい!今からできる表皮幹細胞の老化対策


今年に入り、スキンケアやサプリなどで注目度急上昇中の「老化細胞」。老化細胞とは細胞機能が低下するだけでなく、周辺細胞の老化を促進させることが知られていて、別名「ゾンビ細胞」とも呼ばれています。

この厄介な老化細胞は肌にも存在し、肌のエイジングに関係があるのをご存じでしょうか。

今回は肌老化の原因や老化細胞の対策について紹介しますので、エイジングサインが気になる人はぜひ参考にしてください。



◾️肌の老化は誰でも起こる?代表的な現象は?

加齢や生活習慣の乱れ、紫外線やストレスなどにより、肌の老化は誰にでも起こり得ます。

一般的に、20代後半から肌の変化を感じる人が徐々に増えていき、30代では多くの人が老化を実感するといわれています。

初期のエイジングサインとして、
・乾燥
・ごわつき
・くすみ
・毛穴の開き

などが挙げられますが、その原因として考えられるのが「ターンオーバーの乱れ」です。20歳前半くらいまでのターンオーバー周期は28日(有棘層から数えた場合)ですが、年齢や生活習慣などにより徐々に新陳代謝が下がり、長期化すると言われています。

いつもと同じスキンケアでも「なんだか物足りない…」と感じる機会が増えたなら、エイジングサインの可能性があります。

とはいえ、「年齢だから仕方ない…」と諦める必要はありません。ここからはターンオーバーの仕組みや、老化の悪循環を引き起こすゾンビ化現象について紹介します。




◾️ターンオーバーを支配する「表皮幹細胞」とは?

ゾンビ化現象のキーとなるのが「表皮幹細胞」です。ここから少し踏み込んだ内容になりますが、ぜひ最後までご覧ください。


1)基底膜に存在する、角層の生みの親

私たちが普段から目にしている「肌」とは皮膚の一番外側にある表皮で、表皮の最下層にあたる基底膜に存在するのが表皮幹細胞です。

表皮幹細胞では次々に細胞分裂が起こり、表皮の最下層で生まれた細胞が徐々に押し上げられていく過程で変化し、やがて角層から剥がれ落ちます。この一連の流れをターンオーバーといいます。

ターンオーバーで重要な役割を果たす表皮幹細胞ですが、さまざまな原因で老化して機能が低下するのが近年の研究でわかってきました。

研究によると、老化した表皮幹細胞によりターンオーバーが遅れてごわつきやくすみの原因になるだけでなく、角層の質が低下してバリア機能が弱まり外部刺激を受けやすくなると報告されています。さらに正常な表皮幹細胞の量が減少すると、ヒアルロン酸産生量が減少して肌が乾燥しやすくなるのがわかっています。


2)周りの細胞も老化させる!?「ゾンビ化現象」とは?
細胞老化による影響は、それだけではありません。

表皮幹細胞が老化すると周辺細胞を老化させる物質を分泌することが研究で報告されています。

その結果、老化細胞が次々に増えてしまうことから、この現象を別名「ゾンビ化現象」と呼びます。

さらに、肌には老化細胞を自然に除去する仕組みが備わっていますが、加齢や環境により除去力が低下し蓄積されやすくなることもわかっているので、表皮幹細胞の老化(ゾンビ化現象)の回避が大きなポイントです。

表皮幹細胞の老化を回避するために原因を紹介すると、加齢以外では紫外線が挙げられます。

→では、ここから「表皮幹細胞の老化を回避するためには何をすべき?」という点について紹介します。

それは「紫外線対策」です。

近年の研究では、表皮幹細胞にある「YBX1」と呼ばれるたんぱく質が紫外線で変性(リン酸化)すると、表皮幹細胞の老化が進んでしまうことがわかりました。また、基底膜が紫外線により分解されると、表皮幹細胞の量そのものが減少するという報告もあります。

ひとたび表皮幹細胞の老化が進んでしまうと、肌老化の悪循環を引き起こす恐れがあるため、日ごろから基底膜を意識した丁寧なケアを続けて、正常な表皮幹細胞を保つのが大切です。



◾️基底膜ケアで表皮幹細胞を保つには

1)細胞老化を防ぐにはUV対策はマスト

正常な表皮幹細胞の量を保ちながら細胞老化を防ぐには、UV対策が有効です。

紫外線を防ぐことで基底膜の分解を抑えられるとともに、YBX1タンパク質の変性を防げるので、表皮幹細胞の増加が期待できるとされています。

これから夏にかけて紫外線の強い時期が続くため、日焼け止めや日傘などのUV対策を心がけていきたいですね。


2)丁寧な保湿で紫外線ストレスに対抗する
スキンケア直後でもかさつきを感じるようであれば、アイテムを見直すタイミングです。

乾燥した肌はバリア機能が低下し、紫外線などの外部刺激を受けやすい状態です。バリア機能を高めて基底膜を保護するために、日ごろからしっかりとした保湿を心がけましょう。

長時間の外出やレジャーなどでいつもより紫外線を浴びた日は、肌がより乾燥しやすい状態になっています。日差しを浴びてデリケートな肌をできるだけこすらずに、しっかりと保湿するのが大切です。



◾️まとめ~毎日のケアで、ゾンビ細胞対策を~

環境の変化や年齢を重ねていくにつれて、肌も少しずつ変化していきます。

肌老化を回避するには、UV対策やスキンケアを含めた日々の積み重ねが重要です。

毎日のケアが難しくても、いつも頑張る自分へのご褒美として基底膜を意識したスペシャルケアで肌をいたわってあげてくださいね。




シートマスク

日差しを浴びた後でも使いやすい、スペシャルケアにぴったりなシートマスク「モイスチャーバランシングマスク」。

たっぷりの美容液で満たされた厚みのあるやわらかシートで、敏感な肌をやさしく包み込む、摩擦レスなお守りマスクです。

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✔︎オリジナルのサイズと切り込みで美容液を逃さずピッタリとフィット
✔︎個包装で使い切り!衛生的&旅行にも便利
✔︎日本国内で厳選した成分を1枚に「特別ディナー」感


<厳選保湿・整肌成分>
FUCOGEL®️(フコゲル)*1・コメ発酵液・ヒト型セラミド*2・ ヒト幹細胞培養液*3・ガラクトミセス*4・レチノール*5・NMN*6・ナイアシンアミド・プロテオグリカン*7・スクワラン*8・パンテノール・CICA*9・フラーレン・APPS*10・アルブチン

成分だけでなく「心地よさ」にもこだわったアイテムです。

マリエランは、忙しい毎日の中で頑張る女性たちへ「スキンケアタイムを自分だけのご褒美空間にしたい」という想いから、誕生しました。

「スキンケアタイムが待ち遠しい」
「日常から解放される開放感」
「サロンお手入れをご自宅で」

そんな時間を届けるために開発しました。

特別な日に心から楽しむディナーのような「モイスチャーバランシングマスク」

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<執筆者コメント>

皆さんはGWにどこかへ出かけましたか?

5月は気候こそ穏やかですが、すでに真夏レベルの紫外線量が降り注いでいます。

リゾート地に行かなくても、標高が高い避暑地は予想以上に紫外線量が多いため、アフターケアがとても大切です!

筆者がうっかり日焼けしてしまったときは、肌がひんやりするまで化粧水でコットンパックしたり、いつもよりたっぷりのクリームで保湿したりしています。日焼けはネガティブになりがちですが、好きな音楽を聴きながら、むしろ特別な時間としてスキンケアをゆっくり楽しむのがおすすめです!

〜保湿×摩擦レスのスキンケアで、毎日の基底膜ケア〜

執筆者:うの

*1 ビオサッカリドガムー1(保湿柔軟成分)
*2 セラミドEOP・セラミドNP・セラミドAP(全て保湿・整肌成分)
*3 ヒト脂肪細胞順化培養液エキス(保湿・整肌成分)
*4 水添レチノール(保湿・整肌成分)
*5 ガラクトミセス培養液(保湿・整肌成分)
*6 ニコチンアミドモノヌクレオチド(保湿・整肌成分)
*7 水溶性プロテオグリカン(保湿・整肌成分)
*8 スクワラン(保湿・整肌成分)
*9 ツボクサエキス(保湿・整肌成分)
*10 パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(保湿・整肌成分)