デリケートゾーンケア、正しい答えは“弱酸性”にあり
女性の体は年齢やホルモンバランスによって変化していきます。
特にデリケートゾーンは、顔や腕・足のような目に見える皮膚よりもさらに繊細で、pHバランスが崩れると乾燥・かゆみ・ニオイなどのトラブルにつながりやすい部分です。
しかし、ニオイなどが気になるあまり、香りの強いケアや清涼感のあるアイテムを“気分で”選んでしまう人も少なくありません。
デリケートゾーンのケアはとても重要なお手入れです。流行やイメージに流されず本当に大切なケアを見直し、健やかな毎日を過ごしましょう。
pHバランスが乱れると何が起こる?
デリケートゾーンはpH3.8〜4.5程度の弱酸性の環境が保たれており、これは「ラクトバチルス」と呼ばれる善玉菌の働きによって守られています。
ラクトバチルスは乳酸を作り出し、雑菌やカンジダなどの繁殖を抑えてくれる大切な存在です。つまり、バランスの取れた環境は自らを守る力を持っているとも言えます。
しかし、石けんや一般的なボディソープでゴシゴシと洗ってしまうと、そのバランスが崩れてしまうことがあります。多くの石けんはアルカリ性に傾きやすく、必要以上に皮脂や常在菌を奪ってしまうため、pHが中性〜アルカリ性に傾いてしまうというわけです。
バランスが崩れると、乾燥しやすくなったりかゆみやヒリつきといった不快感につながったりします。また、不快感以外にも、ニオイが気になったりムズムズする感じが繰り返されたりなど、さまざまなトラブルが起きやすくなります。
これらの症状は「何か特別な病気だから」ではなく、pHバランスの乱れが原因であることも多いのです。
まず整えるべきなのは“香り”や“スッキリ感”ではなくバランスであり、健やかさの土台は「香り」ではなく「環境」にあると覚えておきましょう。
やりがちなNGケア
デリケートゾーンを清潔に保ちたいと思うばかりに、かえって負担をかけてしまうケアをしている人も少なくありません。
代表的なのは、香りが強すぎる製品です。デリケートゾーンは香水をつける場所ではありませんが「いい香りでごまかしたい」と考えてしまう人は意外にも多く、場合によっては本来の環境を乱してしまう可能性があります。
また、メンソールなどの清涼感重視の製品も注意が必要です。「スースーする=効いている」と感じやすいのですが、これは一時的な感覚でしかありません。清涼感そのものは肌環境を整える働きを持っていないため、「爽快さ」に安心している間にバリア機能が低下しているケースもあるのです。
さらに、強い洗浄力のソープで毎日念入りに洗うこともNG。むしろ必要な常在菌まで洗い流してしまい、かえってトラブルを繰り返す原因となります。
デリケートゾーンのケアアイテムは、「使って爽快」ではなく「肌環境に寄り添う」ことが重要です。選び方を間違えると、気持ちは満たされても肌が悲鳴をあげてしまうかもしれません。
デリケートゾーンの正しいケアと選び方
デリケートゾーンの「正しいケア」とはどういったものでしょうか?
まず、繊細な部分に直接的に使うものだからこそ、必要以上に洗うのではなく「清潔を保ちながらも、守るべきものは守る」ことが大切です。そして、洗浄後のお手入れには、刺激が少なく、肌環境を壊さない処方を選ぶことが第一条件です。
しかし、女性にとって香りやリフレッシュ感は心の安定につながる大事な要素です。そこで大切なのは「香りをどう取り入れるか」の工夫です。
直接塗布するのではなく、間接的に取り入れられるアロマ空間やファブリックミストなど、デリケートゾーン以外で楽しむ香りケアなら、肌環境を乱さずに心まで満たすことができます。
香りを楽しみたいなら「直接塗布しない香りケア」はおすすめです。安心とリフレッシュを両立することで、肌も心も守りましょう。
まとめ
デリケートゾーンケアに必要なのは「香り」や「スッキリ感」ではなく、まずはpHバランスを整えてあげることです。医学的にも、弱酸性を守ることが健やかさの基本とされています。
直接的な香り付けや刺激のある清涼感ではなく、心地よさを感じられる正しいアイテムを選ぶことが、自分を大切にする第一歩です。
マリエランの「あの日」のように、直接塗布しないアロマケアを取り入れることで、肌も心も健やかに過ごしていきましょう。
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マリエランが大切にしているのは、「肌に負担をかけないこと」と「心地よさを届けること」。
「あの日」は、女性のことだけを考えてオリジナルにブレンドしたアロマの香りで、心地よい空間をお届けし、ゆらぎがちな女性をサポートします。
また、直接塗布しない香りケアとして設計されているから、デリケートゾーンのバランスを守りながら、ふわっと整えてくれます。
<執筆者コメント>
デリケートな部分のケアは、誰かに見せるためのものではなく、自分が心地よく過ごすためのものです。毎日のちょっとしたアイテム選びが、自分自身をいたわるメッセージになるのだと筆者は感じています。
あの日は、五感が敏感になりがちな時期でもあるので「心地よい」と感じることがとても重要です。
マリエランの「あの日」は、間接的に取り入れられるアイテムで、肌環境を変えることなく心地よい空間を届けてくれます。
ぜひ皆さんも、自分に合ったやさしい方法を見つけてみてくださいね。
〜健やかに美しく。心地よい毎日を。〜
執筆者:西川美佐子