残暑&秋の肌準備には“角質リセット”が命!ピーリングで土台から整える
気温も湿度も高いこの時期は皮脂分泌も活発になります。
一方で、紫外線やエアコン環境下による乾燥により、古い角質や汚れが肌表面に残っていると、スキンケアの肌なじみや浸透に影響し、メイクのノリや透明感が低下しやすくなります。
8月も後半。真夏の気候が残る残暑から乾燥が一気に進む秋にむけた肌を乗り切るためには、「肌の土台」を整えておくことは必要不可欠です。
そのカギを握るのが角質ケアです。今回は、角質ケアの1つである「ピーリング」に焦点を当てて紹介します。
ホームケアと美容医療、ピーリング方法やメリット、上手な使い分け方をまとめましたのでぜひチェックしてみてくださいね。
◾️ 残暑&秋こそ角質ケア!“ピーリング”で肌の土台を整える
ピーリングとは、角質ケアのひとつで、肌表面に残った古い角質をやさしく取り除き、新しい肌のめぐり(ターンオーバー)をサポートするお手入れです。
私たちの肌は紫外線ダメージや年齢を重ねることで、生まれ変わりのサイクル(ターンオーバー)は乱れやすくなります。その結果、古い角質が肌表面に留まり毛穴の目立ちやくすみ感など、さまざまな肌悩みにつながります。
特に夏は皮脂の分泌が活発になり、古い角質と皮脂が混ざって毛穴トラブルが起こりやすい時期です。そのため、肌の状態に合わせて定期的にピーリングを取り入れることは、スキンケアのなじみが良くなり、なめらかさや透明感のあるサポートになります。
◾️残暑に始めるピーリングホームケアの魅力と注意点

(1)主な種類と特徴
酵素洗顔
タンパク質分解酵素(パパイン、プロテアーゼなど)が古い角質をやさしく分解してくれます。パウダータイプ&泡立てて使うタイプが多く、週1〜2回程度の使用が目安です。
スクラブ
細かい粒子で物理的に角質を除去する方法です。物理的な除去方法なので、できる限り肌触りの良いものを選び、こすりすぎには注意しましょう。
AHA(フルーツ酸)配合化粧水・美容液
グリコール酸や乳酸などが古い角質同士の結びつきを緩め、自然に剥がれやすくするお手入れです。低濃度のものなら自宅でも取り入れやすく、やさしく角質ケアをサポートします。
(2)自宅でできる角質ケアのメリット
・手軽に始められ、日常的に取り入れやすい
・継続することで、ごわつきやくすみのないなめらかな肌を目指せる
・コストが比較的低く、続けやすい
ホームケアでできるピーリングは、手軽に取り入れやすくコストも比較的抑えられるメリットがあります。
(3)注意点
・頻度が多すぎるとバリア機能が低下し、乾燥や赤みの原因になることがある
・日焼け直後や肌荒れ時は避ける
・ケア後はしっかり保湿し、日焼け止めで肌を守る
手軽なホームケアで注意しておきたいのが「使用頻度」です。「スッキリしたい」という気持ちから、ブランドが指定する頻度以上に使用すると肌に負担になることもあります。また、古い角質を除いた後は、日焼け止めや保湿はしっかりするようにしましょう。
ホームケアは、自己管理がとても重要で「頻度や肌状態に合わせて使用する」という意識は常に必要です。
◾️しっかりアプローチ!美容医療ピーリングの魅力と注意点

(1)美容医療の代表的な施術
・ケミカルピーリング
グリコール酸やサリチル酸を肌に塗布し、古い角質を化学的に取り除くケア。毛穴の詰まりやくすみ、小じわのケアに役立つとされています。
・マッサージピール(PRX-T33など)
TCA(トリクロロ酢酸)と過酸化水素を組み合わせ、真皮層にアプローチ。コラーゲン生成をサポートし、ハリ感のある肌を目指せます。
・水光ピーリング(アクアピール)
吸引とピーリングを同時に行い、毛穴の奥の汚れや古い角質を取り除きながら、美容成分を肌に届けるケアです。
(2)美容医療で行うメリット
・ホームケアでは届きにくい角質層までアプローチできる
・1回の施術でも肌印象の変化を感じやすい
・肌状態に合わせて医師が薬剤を選定してくれる
美容医療でピーリングを受けるメリットとしては、医療機関でしか取り扱いができない濃度や薬剤によるアプローチであるため、ホームケアに比べて体感が早い点です。
(3)美容医療の注意点
・施術後は紫外線対策をしっかり行う
・肌質や体調によっては赤み・皮むけが出る場合がある
・頻度が高すぎると肌への負担になるため、医師の指導に従う
一方で注意しておきたいのが、施術後の紫外線対策です。古い角質をしっかり除いているため、紫外線対策をしっかりしておかなければ、普段よりも影響が受けやすい状態といえます。また、肌状態によっては赤みや皮むけが起こることもあるため、事前のカウンセリングで自分の状態を共有しておくことが大切です。
◾️賢く使い分け!ホームケア×美容医療のコンビ
美容医療は効果実感が早い一方で、コストや肌への負担も考慮する必要があります。ホームケアは日常的に続けやすい反面、変化を感じるまでに時間がかかることもあります。
そのため、普段はホームケアでやさしく角質の蓄積を防ぎ、季節の変わり目や特別な予定の前には美容医療で集中的に整える、といったライフスタイルや肌状態に合わせた使い分けもおすすめです。
・春先や残暑の時期に、美容医療ピーリングを1〜2回受けてベースを整える
・その後は酵素洗顔やAHAローションなどのホームケアでコンディションをキープ
こうした組み合わせなら、肌の負担を抑えながら、なめらかで明るい肌を目指した効率のいいお手入れにもなります。
まとめ〜ホームケア派も美容医療派も。秋前に始める角質ケア〜
角質ケアは、透明感・化粧ノリ・肌悩み対策・肌の土台を整えるためにピッタリのお手入れです。
8月も後半になり厳しい残暑から一気に乾燥する秋がやってきます。健やかな肌を保ち続けるための準備として古い角質や汚れを定期的にオフし、肌に必要な成分を届けることはとても重要です。
「美容医療のハードルが高い」という人も、まずはマイルドなホームケアで日々のお手入れから始めてみませんか。
〜導入化粧水〜
古い角質や汚れがたまりやすいこの時期にピッタリな「拭き取り不要の摩擦レス角質除去ブースター」。
・マイルドに角質をオフしてくれるフルーツ由来の「天然のAHA成分(*1)」
・肌荒れが起こりやすいこの時期の肌を整える整肌成分「アラントイン」
・自然由来の保湿成分「ナツメ果実エキス」
・1gで6Lの水分をキャッチできる「ヒアルロン酸Na(*2)」
保湿しながら角質ケアができるだけでなく、拭き取りタイプではないため「摩擦レス」な角質ケアは、季節の変わり目でバランスを崩しやすいこの時期にぴったりな導入化粧水です。
毎日使いやすいテクスチャーで角質ケアができる、マリエランの導入化粧水はこちら
<執筆者コメント>
ここ数年、夏の長期化により、皮脂分泌が増えたり紫外線やエアコンによる乾燥やターンオーバーの乱れが起こったり、多くの負担がかかりやすい環境にあります。
すると、古い角質や汚れが溜まりやすくなり、そのまま乾燥が一気に始まる秋を迎えると、肌のバランスが崩れてしまうことも少なくありません。
マリエランの導入化粧水は、マイルドな肌感触と厳選した成分で毎日使いやすく、デイリーケアにおすすめです。
ぜひこの機会に、毎日クリアなお手入れをしませんか。
〜毎日クリアに、晴れやかなお手入れを〜
執筆者:西川美佐子
*1 グレープフルーツ果実エキス・リンゴ果実エキス・レモン果汁・オレンジ果汁・ライム果汁(整肌成分)
*2 保湿・整肌成分