美肌の基本「保湿成分」とは?!土台を作るおすすめの保湿成分はこれ!


肌の土台作りに欠かせないと言われている「保湿」。

一言で「保湿成分」といっても、種類も役割もそれぞれあり、「どれを選んだらいいの?」と悩む人も多いのではないでしょうか。

今回は、健やかな肌の土台に欠かせない「保湿の目的」と「保湿成分」について紹介します。



 

■「保湿」はどうして重要なの?

スキンケアを調べていると、まず出てくるのが「保湿」のお手入れですが、なぜそこまで大切なのでしょうか。

それには、前回のブログ「春は「角質ケア」が大切!刺激が多い季節のおすすめケア」でも紹介した角層(角質層)の構造にあります。

 


前回でも紹介した通り、わずかティッシュペーパー1枚分でもある0.02mmの角層(角質層)は図のような構造になっています。この薄さの中に水分と油分がバランスよく存在している、整った状態を保っていることが健やかな肌状態を作ります。

そして、この状態を作るのに必要なのが「保湿」で、保湿には数々の役割があります。

<保湿の役割>

・肌の水分を保つ
・角層(角質層)を健やかに整える
・肌を柔軟にする
・キメを整える
・ターンオーバーを整える
・バリア機能を整える

保湿不足により角層(角質層)が乾燥し始めると、肌が硬くなったりキメが乱れたりし始め、さらに進むとターンオーバーの乱れやバリア機能の低下につながります。

「バリア機能」が失われてしまうと肌の水分バランスが乱れ、あらゆる刺激を受けやすい敏感肌となります。すると、わずかな刺激が肌トラブルとなって私たちを悩ませる「負のスパイラル」の始まりになることも。

肌の土台が乱れると、肌悩みが増えるだけでなく、肌が繊細になるため使用できるスキンケアやメイク・あらゆるアイテムが制限されるといったストレスにもつながり、想像以上の負担がかかります。

自由に美容を楽しむためにも、自分に合った保湿をし、土台を整えておきましょう。


◾️土台作りに!おすすめの「保湿成分」

保湿が大切だということはわかりましたが、一言で「保湿成分」といっても種類や役割もさまざま。

そこで、肌の土台作りに欠かせない代表的な成分を紹介します。

<土台作りに!代表的なおすすめ保湿成分>

 役割

 主な成分(代表例)

 肌表面をうるおす

 コラーゲン・ヒアルロン酸・プロテオグリカン

 うるおいを逃さない

 油分

 ホホバオイル、シアバター

 スクワラン、ミネラルオイル、ワセリン などの油分

 肌の内側から潤す

 水分を吸着:アミノ酸、グリセリン、プラセンタ、BG

 水分を挟み込む:セラミド、コレステロール

 内側からうるおいと

 ハリ・弾力を与える

 エイジングケア*成分

 EGF、FGF、ナイアシンアミド、レチノール

 リジュリン、マトリキシル3000

 うるおい・弾力成分の

 産生をサポート

 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸

  (ビタミンC誘導体)

 ナイアシンアミド、ライスパワーNO.11 など

肌表面をうるおす成分、内側からアプローチする成分、肌状態の維持サポートや逃さない成分など、保湿成分にはそれぞれ得意分野があります。

どれか1つの役割だけを満たせばいいということはなく、それぞれにバランスよく与えることが大切です。

若い時は肌の水分量は比較的高いため、肌表面の保湿や水分を逃さない保湿成分を中心に選ぶのがおすすめ。一方、年齢を重ねると肌そのものの水分も少なくなっていきますので、内側からもうるおす成分や、うるおいや弾力といった肌の基礎成分の産生をサポートする成分、エイジングケア*といった成分も与えていきましょう。
*年齢に応じたケアのこと



 

■スキンケアはたっぷり使うほど効果がある?!

肌の土台を作る「保湿」ですが、洗顔や加齢などによって失われた水分を「補い」「肌そのものが水分をしっかりキャッチできる状態に整えること」で、必ずしも「たくさんつける=保湿効果が高まる」というわけではないので注意しましょう。

保湿といえば「外からうるおいを補う」ということにフォーカスされがちですが、大切なのは「与えた水分を逃さない」ということです。

肌の水分量は「与える量」ではなく「水分をキャッチし、逃さない肌の力(バリア機能)」によって左右されます。

この「水分を逃さない力(バリア機能)」が乱れている時は、いくら水分を与えてもキャッチする力が弱いため逃げやすい状態になります。

バリア機能を整えるためには、バリア機能に影響を与える「摩擦」や「紫外線」といった刺激を避けるとともに、肌状態や年齢に合わせた成分が配合されたアイテムで水分と油分を適度に補いましょう。

肌が繊細な時は、些細なことも感じることがありますので、アルコールや香料といったものが配合されていないものを使用したり、肌そのものに触れる回数を減らしスキンケアによる摩擦を避けたシンプルステップにしたりするのもおすすめです。



 

■まとめ

保湿の役割と、おすすめの保湿成分について紹介しました。

数多くのスキンケアがあふれ、魅力的な美容成分も増えている中で「これは使ってみたい」と思う成分に出会うこともあるかと思います。

「美しくなりたい」と願うばかりに使用する成分も、肌の土台が乱れていると時には負担になることも。

明日の自分を楽しみに、そして自由に美容を楽しむためにも、自分に合った「保湿成分」を選び、肌の土台をしっかり整えてくださいね。



 

オールインワンクリーム

水分と油分をバランスよく含み、繊細な肌を優しくケアできる「1ステップ」x「摩擦レステクスチャー」のオールインワンクリーム。

<たっぷりの保湿成分>
・肌表面にうるおいを与える「ヒアルロン酸Na」
・うるおいを逃さず守る「スクワラン」「ホホバ種子油」
・肌の内側(*1)からうるおいを与える「プラセンタエキス」
・うるおい成分の産生をサポートする「ビタミンC誘導体(3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸)」

をはじめとした、保湿成分をたっぷりと配合。さらに肌荒れが起こりやすい春にピッタリな繊細な肌を優しく整える、保湿・整肌成分として「カンナビジオール(*2)」「グリチルリチン酸ステアリル(*3)」も配合。

適度な水分・油分を含み、これ1つで「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」「パック」の5役を叶える、時短ではなく美肌を作るために考えられたオールインワンクリームです。

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女性に比べて水分量が少ない&水分蒸散量が高い、乾燥しやすい男性の肌のためのオールインワンクリーム。

男性ならではのシェービング習慣による肌刺激にも着目し、優しいテクスチャーと成分で、摩擦レス&刺激レスなスキンケアを叶えてくれるオールインワンクリームです。

適度な水分と油分を含み、1ステップでスキンケアが完了するため、乾燥やバリア機能が乱れやすい環境にある男性のお手入れにはピッタリ。

こだわりの摩擦レステクスチャーは、繊細な男性の肌におすすめです。

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<執筆者コメント>
肌の土台をつくる「保湿成分」には多くの役割と種類があり、「どれが必要なのか」悩むこともあるかと思います。

その中で、自分に合った保湿成分をチョイスするとともに、肌状態に合ったスキンケアステップでお手入れすることは美肌への近道になります。

マリエランのオールインワンクリームは、美肌を作るための美容成分とテクスチャー、シンプルステップにこだわった筆者もおすすめのスキンケアアイテムで、「どれを選んだらいいかわからない」という人はぜひ一度手に取っていただきたいお品です。

「いきなり大きいサイズは迷う」という人には、マリエランのスキンケアシリーズが7日間たっぷり楽しめるトライアルセットもありますので、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。


〜肌の土台を整え、明日のわたしに心ときめく毎日を〜

執筆者:西川美佐子

*1 角質層まで
*2 CBD
*3 肌荒れを防ぐ、保湿・整肌成分