花粉で肌が荒れる?花粉がもたらす皮膚の影響を紹介


今年も花粉が気になる季節がやってきました。2025年は例年より早く花粉が飛散しているようで、すでに花粉症にお悩みの人も多いのではないでしょうか。

花粉がもたらす影響として思い浮かぶのが「花粉症」ですが、実はそれだけではありません。この時期になると「肌がかゆい」「ピリピリする」などを感じている人は、花粉の影響かも。

そこで今回は、花粉と肌荒れとの関係を紹介します。今年の花粉動向も紹介しますのでぜひチェックしてみてくださいね。



 

◾️花粉は肌荒れを引き起こす?

「花粉=花粉症=くしゃみや鼻水」というイメージがありますが、実は肌にも影響があります。

この時期になると下記のような変化を感じたことはないでしょうか。

・花粉の季節に肌あれが起こりやすい(2~4月、10~12月ごろ)
・かゆみや赤みが現れる
・目や顔、首などの花粉が触れる露出部にのみ湿疹などができる

この時期特有に起こる、上記のような肌の変化を「花粉皮膚炎」といい、「肌の花粉症」とも呼ばれています。

「特に肌の変化は感じていないから大丈夫」という人も、肌状態や花粉の量によって急に発症することがありますので注意が必要です。

日本気象協会によると、特に今年は花粉の飛び始めが早く、量も多い予測が出ています。そのため、すでに肌の変化を感じている人もそうでない人も早めの対処をしておきましょう。

 


出典:日本気象協会

 


出典:日本気象協会


◾️花粉と肌の関係

花粉がなぜ肌変化をもたらすかという点ですが、原因は「花粉によるアレルギー反応」です。このアレルギー反応を発端に炎症やかゆみ、赤みなどにつながるというわけです。

通常、私たちの肌にはバリア機能があり外敵から身を守っていますが、何らかの影響でバリア機能が低下していると、花粉が肌の内部に侵入しやすくなり肌トラブルが起こりやすくなります。

まず、花粉による肌トラブルを引き起こさないためには「肌のバリア機能を保つ」ということが大事になります。

また、近年の研究で「花粉そのものがバリア機能に影響を与える」ということもわかってきました。

研究によると、スギ花粉に含まれる抗原タンパク質「Cry j1(クリジェイワン)」「Cry j2(クリジェイツー)」が肌のバリア機能を低下させるとされています。

まず「Cry j1(クリジェイワン)」は、花粉の外側に存在する物質で、肌の潤いに欠かせない「セラミド」などの細胞間脂質の産生量を低下させるとされています。細胞間脂質の産生量が減るということは「肌に充分な細胞間脂質が満たされない」現象が起こり、結果としてバリア機能の低下につながると考えられています。

続いて「Cry j2(クリジェイツー)」ですが、これは花粉の内側に存在するもので、花粉が崩壊することで放出される物質です。

研究によると、この「Cry j2(クリジェイツー)」には、皮膚バリア機能維持に重要な因子の一つである「INV(インボルクリン)*」の減少と、シミやくすみの発生要因となる「ステムセルファクター(SCF)**」の増加が確認されているとの報告もあります。

「Cry j1(クリジェイワン)」「Cry j2(クリジェイツー)」による刺激は、花粉が飛散している時期は誰しも受けており、くしゃみや鼻水といった花粉症の症状がなくても、肌の花粉対策は早めにしておくことが大切です。

*INV:皮膚バリア機能を担う角層細胞の外壁を形成する因子の一つ。Involucrinの略
** SCF:表皮細胞からメラノサイトに情報伝達される「幹細胞増殖因子」。Stem cell factorの略





 

◾️肌の花粉対策

花粉と肌荒れの関連性がわかったところで、具体的な対策を紹介します。

ポイントは3つ

・肌に付着する花粉を極力減らす
・バリア機能を高める
・肌荒れを防ぐ成分や炎症を抑える成分を使用する

すぐにできる対策としては、「物理的に付着する花粉を減らす」です。前述した通り、花粉による肌トラブルは花粉に存在する抗原タンパク質が関与していることが考えられます。

そのため、マスクやメガネの着用、静電気が起こりにくい服を着るのがおすすめです。まずは、肌に花粉を寄せ付けないことで肌トラブルを回避しましょう。

続いて、バリア機能対策です。バリア機能が低下している状態では花粉が侵入しやすくなります。そのため、すでに肌荒れなどを感じている人はシンプルなスキンケアで刺激を減らし、肌の土台を作ることが大切です。

他にも肌のバリア機能強化のために、土台作りに必要な「セラミド」「ナイアシンアミド」といった成分を取り入れるのもおすすめです。

また、花粉による炎症対策も意識しておくことが重要です。「グリチルリチン酸ジカリウム」「CICA(ツボクサエキス)」「アラントイン」といった肌荒れ対策に有効な成分をチェックしてみましょう。



 

◾️まとめ 〜全ての人が花粉の影響を受けている〜

花粉と肌の関係について紹介しました。

花粉症といえば「くしゃみ」や「鼻水」を思い浮かべがちですが、症状が出ていない人も気付かない間に刺激を受けています。特に、今年は花粉の飛散量が例年以上に多いと予想されているため、今まで症状がなかった人も今年から肌トラブルが起こるかもしれません。

そして、花粉の時期がすぎた後は過酷な猛暑がやってきます。次の季節も見据えながら、今からできる花粉対策で健やかな肌を保っておきましょう。


モイスチャーバランシングマスク

肌が繊細になりがちなこの時期にも使いやすい、特別ディナーのようなシートマスク「モイスチャーバランシングマスク」。

刺激に敏感になりやすいこの時期だからこそ、おすすめしたいアイテムです。

\注目ポイント/
✔︎優しい肌感触のシート素材
✔︎オリジナルのサイズと切り込みで成分を逃さず肌にフィット!
✔︎衛生的な個包装
✔︎肌の土台を整える「特別ディナー」成分を配合

マリエランのスキンケアは、肌に必要な成分を厳選するのは当然のことながら、繊細な肌状態でもお使いいただけるために欠かせない「感触」も大切にしています。

花粉で刺激を受け始める今だからこそ、ぜひお手に取っていただきたいアイテムです。

<厳選保湿・整肌成分>

FUCOGEL®️(フコゲル)*1・コメ発酵液・ヒト型セラミド*2・ ヒト幹細胞培養液*3・ガラクトミセス*4・レチノール*5・NMN*6・ナイアシンアミド・プロテオグリカン*7・CBD*8・パンテノール・CICA*9・フラーレン・APPS*10・アルブチン

繊細な肌をうるおいと心地で包む「モイスチャーバランシングマスク」

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<執筆者コメント>
「例年の〇倍」という言葉を毎年聞くほど年々増加しつつある「花粉」。花粉症の症状がない人も、実は刺激にさらされています。

筆者自身も鼻水やくしゃみといった花粉症の症状はないのですが、この時期になると肌がピリつき、不安定な感覚を感じるようになりました。

モイスチャーバランシングマスク」は、成分だけでなく着用時の肌感触やフィット感など、まるでハンドプレスしているような心地よさがあり、この時期のお手入れにはピッタリなアイテムです。

花粉の刺激を感じている人もそうでない人も、ぜひこの機会に肌の花粉対策をしてみてくださいね。

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〜ヘルシーな肌作りで、明日の私が楽しみになる毎日を〜

執筆者:西川美佐子

*1 ビオサッカリドガムー1(保湿柔軟成分)
*2 セラミドEOP・セラミドNP・セラミドAP(全て保湿・整肌成分)
*3 ヒト脂肪細胞順化培養液エキス(保湿・整肌成分)
*4 水添レチノール(保湿・整肌成分)
*5 ガラクトミセス培養液(保湿・整肌成分)
*6 ニコチンアミドモノヌクレオチド(保湿・整肌成分)
*7 水溶性プロテオグリカン(保湿・整肌成分)
*8 カンナビジオール(保湿・整肌成分)
*9 ツボクサエキス(保湿・整肌成分)
*10 パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(保湿・整肌成分)