春の刺激は花粉だけじゃない!今年こそカサカサ・粉ふき肌から卒業しよう
「春になると肌トラブルが増える」
「カサカサ・粉吹きが始まる」
そんなお悩みを持つ人も少なくありません。
この時期は、花粉はもちろん気温や湿度、紫外線といった気候変動で肌に変化が現れやすくなります。
そこで今回は、春の肌トラブルの中でも一目でわかりやすい「カサカサ・粉ふき」について紹介します。
◾️春は刺激にあふれている
春は肌を取り囲む刺激が多く、前回紹介した「花粉」以外にも気温の上昇や寒暖差、紫外線量の増加など、数えるとキリがないほどです。
3月と4月で比較すると、気温は、例年は3〜5度ほどの差でしたが、昨年(2024年)は7.5度の差が出ています。
相対湿度は年によって変動はありますが、昨年は10%ほど上昇、紫外線量は1.3~1.5枚に増加など、肌を取り囲む環境が大きく変化します。
加えて、前回紹介した花粉の影響が加わり、肌にとっては大半がダメージという過酷な環境です。
花粉の刺激については、前回のブログ「花粉で肌が荒れる?花粉がもたらす皮膚の影響を紹介」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
◾️カサカサ・粉ふきはどうして起こるの?
カサカサ・粉吹きが起こる主な理由は、「ターンオーバーの遅延」です。
私たちの肌は、表皮・真皮・皮下組織の3つからできています。そして、一番外側の表皮は基底層・有棘(ゆうきょく)層・顆粒(かりゅう)層・角層の4層で構成されています。
そして、表皮の一番下にある基底層で新しい表皮細胞が生み出され、細胞分裂とともに上に上がり、最後に角質で「垢(あか)」となって剥がれ落ちます。これがターンオーバーです。
※一般的には、有棘層殻をカウントしているので「ターンオーバー=約28日」とされています。
このターンオーバーが、肌への刺激や環境の変化、ストレスなどにより乱れると古い角質が剥がれ落ちず残ります。そして残った角質が白い粉のように見える現象が「粉ふき」です。
もう少しだけ詳しくお伝えすると、私たちの肌表面はタンパク質どうしが結合して角質層を形成しています(接着剤のようにくっついているイメージです)。そのため、古い角質が「垢(あか)」となって剥がれ落ちるためには、タンパク質の結合を切断する必要があります。
この切断に必要なのが、タンパク質分解酵素(セリンプロテアーゼ、カリクレインなど)で、これらの酵素がうまく働かなければ剥離ができず角質が残るというわけです。
酵素がうまく働かない原因としては、肌の乾燥や紫外線、寒暖差などがあげられます。まさに春の気候そのものですね。
◾️粉ふき肌からヘルシー肌へ!今からできるスキンケア
ここからは、粉ふき肌からヘルシー肌へなるためのスキンケアを紹介します。
ポイントは3つ。
・角質ケア
・保湿
・ターンオーバーをサポート
角質ケアですが、美容医療などで使われる薬剤を使ったピーリングは効果的です。「薬剤は心配」という人は、スキンケアで使用できる角質ケアアイテムの使用から始めてみるのもおすすめです。
続いては保湿です。正常なターンオーバーと健やかな肌を作る基本は「うるおい」です。「粉ふきしていない」という人も、早めにお手入れしておくことが大切です。
すでに粉ふきしている人は、角質ケアで古い角質を取り除き、たっぷり保湿をするといいでしょう。
他にもターンオーバーをサポートすると言われている成分(レチノールなど)も、肌状態を見ながら取り入れるのもおすすめです。
◾️まとめ 〜過酷な季節にもヘルシーな肌を〜
今回は「粉ふき」について紹介しました。春は多くの肌刺激に囲まれ、トラブルが増えやすい季節です。
特に今年は、毎週のように気温が変動する寒暖差が目立っています。
ぜひこの機会に、粉ふき・カサカサから卒業し、艶やかでヘルシーな肌を目指しましょう。
〜導入化粧水〜
繊細なエイジング世代でも、粉拭き・カサカサの原因である、古い角質(角質層)ケアができる成分と使用方法にこだわった「拭き取り不要の摩擦レス角質除去ブースター」。
・マイルドな使用感のフルーツ由来の「天然のAHA成分(*1)」
・1gで6Lの水分をキャッチできる「ヒアルロン酸Na(*2)」
・刺激の多い季節に嬉しい、肌荒れを防ぐ「アラントイン(*2)」
刺激の多い春に嬉しい、「角質ケア」「保湿」「肌荒れを防ぐ」が揃ったアイテムです。
マリエランの美容理論である「摩擦レス」も反映した「拭き取り不要な角質ケア」が特徴的で、繊細な肌にもご使用いただきたい願いを込めて設計しました。
刺激の多い春にも使える角質ケア
マリエランの導入化粧水はこちら
<執筆者コメント>
寒暖差の大きい2025年。加えて、すでに飛散している花粉もあり、例年以上に肌への刺激が予想されます。
すでに肌のカサつきや粉ふきが気になっている人は丁寧なお手入れをしましょう。毎年肌トラブルがない人も、今年は肌トラブルが現れるかもしれません。
ぜひこの機会に、先回りのスキンケアでヘルシーな肌で過ごしましょう。
〜明日もヘルシーな肌で美しく。〜
執筆者:西川美佐子
*1 グレープフルーツ果実エキス・リンゴ果実エキス・レモン果汁・オレンジ果汁・ライム果汁(整肌成分)
*2 保湿・整肌成分