冬の紫外線対策はどこまでしたらいい?気になるギモン


季節によって変化はあるものの、1年を通して降り注ぐ紫外線。常に紫外線対策している人も増えましたが、「どこまで紫外線対策が必要なの?」「夏と同じ対策で大丈夫?」など、分かりづらいこともありますよね。

そこで今回は、乾燥や気温の低下が激しい1月・2月にピッタリな紫外線対策を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


■冬のUVケアとは?夏と何が違う?

冬のUVケアをご紹介する前に、まずはそれぞれの気候の特徴をみていきましょう。

日々肌で感じる日差しの中で、紫外線は「夏は多い」「冬は少ない」といった直感的に感じるものがあると思います。そのため、自然にUVケアを調節している人もいるかもしれません。

実際の紫外線量のデータをみてみましょう。

<紫外線量の変化>

現在、気象庁が発表している2022年1月〜2023年11月の紫外線量平均データです。(2023年12月は発表前でした)多くの人が感覚的に感じるように、夏に比べて秋冬は少ない傾向にあります。

しかし、少ないとはいえ紫外線がゼロになることはなく、1年中降り注いでいることや、ほとんどの月が前年の平均紫外線量を上回っていることなど、これからの紫外線は今まで以上に気をつけておきたいですね。

また、冬といえば「乾燥」ですが、こちらも実際のデータを見てみましょう。

<湿度の変化>

東京都の昨年の湿度データは上記のようになっています。地域によって差はありますが、1月2月は1年の中でも平均的な湿度が低く、乾燥が起こりやすいというのがわかります。

肌が乾燥すると、わずかな紫外線でもダメージを受けやすくなるため、この時期は紫外線量が少ないからといって油断は禁物です。

さらに、季節によって変わる日照時間も考慮してみると、暦上、1年の中で昼の時間が最も長くなる日と言われる「夏至(げし)」と、1年の中で昼の時間が最も短くなる日「冬至(とうじ)」では、地域にもよりますが平均5時間ほど日照時間に差があると言われています。

紫外線量・湿度・日照時間をまとめると、下記のようになります。







 

季節

紫外線量

湿度

日照時間

春夏

多い

高い

長い

秋冬

少ない

低い

短い

このことからも、一言で「UVケア」といっても、季節によって私たちを取り巻く環境が大きく変わるため、アイテム選びはとても重要です。


■冬の紫外線ケアのポイント

1年の中でも過酷な環境にある冬は、少量の紫外線・日照時間であっても刺激を感じやすい環境にあります。

夏は高いUV効果のあるものやウォータープルーフ処方といった「紫外線防御力」を中心に選ぶことで肌を守ることは可能ですが、肌が繊細な冬は下記をポイントに選ぶのがおすすめです。


(1)保湿成分
冬のUVケアにおいて注意しておきたいのが「乾燥」です。肌が乾燥すると、結果的に多くのトラブルや肌のゆらぎの原因になります。

紫外線量が最も多い夏用のUVケアを使用すれば、冬の紫外線はしっかりブロックできますが、湿度の低いこの時期は、コラーゲンやヒアルロン酸などの「保湿成分」が配合されているかもチェックして選ぶようにしましょう。

(2)低刺激
肌が繊細になりやすいこの時期のUVケアは、肌にやさしいものを選ぶようにしましょう。

すでに肌が敏感になっている時は、着色料や香料、アルコールや紫外線吸収剤などは避けておくのがおすすめです。

 

<紫外線吸収剤と散乱剤>

UVケア剤には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」と呼ばれる2つのタイプがあります。

紫外線を浴びるとそれぞれ化学反応を起こし「吸収剤」は肌の代わりに紫外線を吸収、「散乱剤」は盾のように紫外線を反射させるイメージです。

「吸収剤」は化学反応の際に熱などが生まれ、刺激に感じることも。反対に「散乱剤」は刺激が少ないものの「白浮きする」と言われています。

テクスチャーや仕上がり感はどちらも年々進化しているので、全てが当てはまるわけではありませんので、実際に触れて確認するのがおすすめです。

また「ノンケミカル」と呼ばれるものは、UVケア剤の中でも「紫外線吸収剤」が入っていないものを指します。こちらに関しては、特定の吸収剤による環境への影響(珊瑚など)配慮から取り入れている企業が徐々に増えてきました。

 

(3)摩擦レス
保湿・低刺激と同じくらい大切なのが「摩擦レス」です。肌トラブルの原因の多くは「乾燥」と「摩擦」です。
たっぷりの保湿成分と低刺激処方であっても、肌へ塗布するときに摩擦が起きては全てが台無しになってしまいます。
実際に触れてみたり、使用した人の口コミなどを参考にしながら、テクスチャーもチェックしてみてくださいね。

(4)塗布時
メーカー推奨量(推奨量の明記がない時は1円玉×2個分程度)をとり、額、鼻、両頬、あごの5カ所にそっと置いて、摩擦が起こらないようやさしく伸ばします。
また、どの季節においても、摩擦や汗などで落ちることはありますので、適度な塗り直しは意識してくださいね。



 

■まとめ

冬は、肌が過酷な環境にあるため、少ない紫外線であっても刺激を感じやすい特別な時期です。

「夏ほど強くないから大丈夫」と油断していると、思わぬ落とし穴に悩まされてしまうかもしれません。

冬はやさしい紫外線対策を心がけながら、ぜひ美肌を保ってくださいね。




 

UV下地クリーム

冬のUVケアに必要な「保湿」「低刺激」「摩擦レス」が揃ったUV下地クリーム。

この時期にぴったりのうるおい&整肌成分「カンナビジオール(*1)x和漢(*2)」配合、紫外線吸収剤・着色料・アルコール不使用、つけ心地のなめらかな摩擦レスUV下地クリーム。

SPF50/PA++++でありながら、まるで美容液のような美容成分(*3)を配合し、メイクの下地としても使えるため「必要以上に塗り重ねない」美しい素肌感に仕上げてくれます。

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<執筆者コメント>
今回は冬の紫外線対策についてお伝えしました。

「紫外線」と聞くと「シミ」「シワ」といったネガティブなイメージが強いですが、私たちの体に欠かせないビタミンの合成やホルモン分泌の促進といった大切な役割も持っています。

全てを遮断することは健康にも影響を及ぼしますので、「1秒も浴びてはいけない!」というわけではなく、朝日を軽く浴びるなどの量は気にしすぎないようにしましょう。

マリエランのUV下地クリームは、なめらかなテクスチャーと素肌感たっぷりの美しい仕上がりで、過酷な冬の肌を優しく包んでくれます。

「少量から始めてみたい」という人は、スキンケアもセットになったトライアルセットで、ぜひ体感してみてくださいね。


〜冬もうるおい、やさしいUVケアを〜

執筆者:西川美佐子

*1 CBD(保湿・整肌)
*2 スギナエキス、セイヨウアカマツ球果エキス(保湿)
*3 保湿成分