秋になる前に!肌の構造をおさらいして健やかな肌になろう!


まだまだ暑い日が続きますが、8月も残すところあと5日!

徐々に気候が変わり、気がつけば、あっという間に乾燥する秋冬を迎えます。

季節の変わり目は肌が不安定になりがち!

そこで今回は、お手入れの前に知っておきたい、肌の基本をおさらいします!



 

■皮膚は臓器?!

まず、「肌」にはどんなイメージがあるでしょうか。

肌は、人体が持つ臓器のうち、最も外側に存在して私たちの全身を包む「人体最大の臓器」ともいわれています。

皮膚は、表面からみると「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層で成り立っています。



 

■皮膚の働き

「人体最大の臓器」である肌には、いくつか役割があります。

<皮膚の働き>

・バリア機能
・支持機能
・体温調節
・知覚

「バリア機能」はその名の通り、外敵から体を守る「外→内」のバリアと、体内から生命の維持に必要な物質が逃げないようにする「内→外」のバリアがあります。

外敵とは、紫外線や有害物質、病原体やウィルスなどさまざまで、体内にダイレクトに影響を及ぼさないようにしています。

「支持機能」とは、みかんを入れているネットのように「カタチを保つ」機能としての働きです。

「体温調節」はその名の通り、体が暑い時は汗を出して体温を下げ、寒い時は毛穴を引き締めて温度が逃げないようにするといった調節を行います。

「知覚」は感覚神経を使って、温痛覚・触覚・圧覚・振動覚などを感じたり、有害物質を排除するための感覚として存在する「痒み」といった皮膚特有の感覚があったりします。



 

■それぞれの働き

肌は大きく分けて「表皮」「真皮」「皮下組織」に分かれていて、それぞれの働きを紹介します。

 

(1)表皮
皮膚の一番表面にあるのが「表皮」です。表皮は0.2mmという薄さで、主な働きとしては「肌を守る」ことです。

この0.2mmの中には「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」という4つの層があり、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」は、ここで起こっています。

化粧品でお手入れするのは、表皮の中でも一番上に存在する「角質層」が中心になります。

角質層は以前のブログでもお伝えしたとおり0.02mmという薄さで、食品用のラップほどしかありませんが、この中に肌の水分を保つために必要な「天然保湿因子(NMN)」やセラミド、コレステロールなどが存在します。

この角質層が健やかな状態でなければ、バリア機能が乱れ、さまざまなトラブルの原因になりますので、日頃のスキンケアがとても大切です。

また、表皮の一番下の「基底層」には、紫外線から肌を守る「メラノサイト」という細胞も存在し、私たちの肌をしっかり守ってくれています。


(2)真皮
表皮の下には「真皮」があります。主な働きとしては「ハリと弾力を司る土台」です。

真皮の約70%は肌のうるおいに欠かせないコラーゲン繊維が存在し、その間には弾力の役割を果たすエラスチンという繊維が存在します。

これらの繊維の働きは年齢や紫外線などによる刺激により低下し、肌のハリやたるみの低下といったエイジングサインが現れてきます。

特に紫外線によるダメージの影響は大きく、シミやシワなどの原因に直結しやすいため、日頃から日焼け止めをしっかり使用するようにしましょう。


(3)皮下組織
真皮の下に存在する「皮下組織」は主に皮下脂肪でできているため、主な役割は「皮膚を支えるクッション」です。

他にも、「断熱・蓄熱」といった保温機能や、脂肪としてエネルギーを蓄える役割もしています。

この部分には血液が通っているため、皮膚に栄養を届けたり老廃物を排出したりして肌を健やかに保つための重要な役割を果たしています。

スキンケアなどで直接的にお手入れをする部分ではありませんが、この部分も紫外線による影響を受けるため、紫外線対策はしっかりしておきましょう。




 

■まとめ

今回は、普段お手入れしている肌について改めて紹介しました。

普段お手入れしている肌は、私たちを美しくみれてくれるだけでなく、臓器として身体を守ってくれる重要な働きを持っています。

日頃からのスキンケアや紫外線対策で美しい状態を保つおていうことは、体の健康にもつながりますので、季節の変わり目であるこの時期に改めてお手入れを見直してみてはいかがでしょうか。

私たちと一緒に、これから迎える秋冬を「健やか」で「美しく」過ごしていきましょう。



 

オールインワンフェイスクリーム

過酷な夏のダメージの蓄積や、季節の変わり目に揺らぎやすい肌を、1ステップでやさしく肌を包んでくれるオールインワンフェイスクリーム。

・繊細な肌をやさしく包む保湿整肌成分「CBD(*1)」「グリチルリチン酸ステアリル(*2)
・1gで6Lの水をキャッチする「ヒアルロン酸Na(*2)
・与えたうるおいを逃さない「スクワラン(*2)」「ホホバ種子油(*2)
・肌の内側(*3)からふっくら肌へ導く「プラセンタエキス」
・美肌に欠かせない「ビタミンC誘導体(*4)

これ1つで「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」「パック」の5役を叶えるだけでなく、スキンケア時の摩擦をできる限り減らしたなめらかで心地よいテクスチャーにもこだわった、時短ではなく、肌のためのオールインワンクリームです。

成分と心地よさを届けるオールインワンクリームはこちらこちら


<執筆者コメント>
一言で「肌」といっても、大きく分けて3層、そしてその中に細かい層や繊維などが存在し、これらが正常に働くことで私たちの身体を健やかに保ち、美しい状態になります。

季節の変わり目は肌がゆらぎやすく、肌状態が変わることで、見た目だけでなく体調にも影響を及ぼしかねませんので、ぜひこの機会に普段のお手入れなどを見直してみてくださいね。

〜健やかでヘルシーな肌へ〜

執筆者:西川美佐子

*1 カンナビジオール(保湿・整肌成分)
*2 保湿・整肌成分
*3 角質層まで
*4 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(保湿・整肌成分)