透明感のなさは「◯◯」だった?!今日からできるおすすめケア
「透明感のある肌」という言葉をよく聞きますが、どんな肌のイメージでしょうか?
「色白な肌」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、持って生まれた肌の色は人それぞれで、白い肌=必ずしも透明感を感じるわけではありません。
そこで今回は「肌の透明感」と対策についてご紹介します。
■透明感とは?どんな肌?
まず、「透明感」とはどんな肌を指しているのでしょうか。
日本化粧品工業連合会では、肌の透明感のことを「皮膚がくもりなく透き通ったように見える状態」と定義づけています。もちろん人によって感じ方はそれぞれですが、透明感を感じる肌の要素として、下記のような肌状態の時に透明感を高く感じやすいというデータもあります。
<透明感を感じやすい肌状態>
・キメが細かく整っている
・拡散反射光(物体に当たって反射する光)の強さ
・角層水分量が多い
・メラニン量、ヘモグロビン量が少ない
肌のキメが整っていると、あらゆる光が均一に乱れなく反射するため美しく見えます。反対に水分不足などにより、キメが乱れたり肌表面がしぼんだようになってしまうと、どうしても光の反射が乱れてしまい均一さに欠けてしまいます。
また、メラニンやヘモグロビン(炎症などの赤み)も、肌の色味の均一さが出ず、透明感から遠ざかった肌印象に感じてしまいます。
つまり、肌そのものの色で判断しているのではなく、肌の中に異なった色味を感じる「色むら」があると、人は透明感を感じにくくなる傾向にあるようです。
■透明感対策とは?何をしたらいいの?
透明感が失われる原因は、全てが解明されているわけではありませんが、下記のような原因が考えられます。
・乾燥や摩擦、紫外線などの肌刺激
・加齢や食事による糖化
・冷えや血行不良
・睡眠の質や時間
・偏った食生活 などが挙げられます。
(1)乾燥や刺激
乾燥した肌は前述した通り光が均一に反射しないだけでなく、ターンオーバーが乱れ、古い角層などが溜まり厚みを増したりくすみが生まれやすくなったりします。
また、肌への摩擦や紫外線といった刺激も乾燥や炎症の原因になります。
今までのブログでも繰り返しお伝えしてきた通り、やさしい洗顔とたっぷりの保湿・紫外線対策をして、肌を健やかに整えましょう。
(2)加齢による糖化
「肌の糖化」とは、体内に余分な糖質が溜まっていると起こる現象で、酸化を「サビ」と例えた時に糖化は「焦げ」と言われています。
肌にあるコラーゲンなどのタンパク質と、体内にある余分な糖質とが結合した状態で、肌の色が黄色っぽくなり、くすんだ印象になります。
糖化は、年齢とともに出やすくなりますが、普段から甘いものを多く摂取する人は気をつけるようにしましょう。
(3)冷え性や血行不良
デスクワークなどの長時間同じ姿勢や運動不足などによる血行不良や冷えは、青白い肌印象を招いてしまいます。
また、私たちの肌は血液とともに運ばれる栄養によってコラーゲンなどの肌成分を作られていますが、血行不良などによって栄養がうまく届かなくなると、肌トラブルを招き、炎症や乾燥など透明感から遠ざかる肌状態となります。
定期的にストレッチやウォーキングなどを取り入れたり、湯船に浸かって体を温めたりするよう心がけましょう。
(4)睡眠
肌にとって「睡眠」はとても重要です。
質の良い睡眠は、成長ホルモンや女性ホルモンといった、美肌に欠かせないホルモンの分泌をしてくれます。
ホルモンバランスが乱れてしまうと、ターンオーバーが乱れたり、肌のゆらぎ・敏感肌を招いたりします。すると角質の状態が乱れ、くすんだ印象へと繋がりやすくなります。
睡眠の質を下げてしまう「就寝前のスマートフォン」や「寝る時間がいつもバラバラ」「短時間」などはできるだけ減らし、リラックスしたリズムのある睡眠を心がけましょう。
(5)食生活
塩分や糖分を過剰に摂取し続けると、肌細胞を作るのに必要なビタミンが消化されてしまうため、結果として(1)の乾燥肌になることもあります。
また、偏った食生活は老廃物が溜まりやすくなり、(2)の糖化や(3)の血行不良などにも繋がります。
そして、揚げ物や脂質の多い食べ物は消化に時間がかかるため、(4)の良質な睡眠の妨げになるとも言われています。
毎日の食事に気をつけるのは大変ですが、肌だけでなく体のためにもバランスの取れた食事や、美肌のためにビタミン類や食物繊維なども積極的に摂取するようにしましょう。
■まとめ
今回は、透明感や対策について代表的なものをお伝えしました。他にも対策は色々ありますが、色むらのない透明感のある肌作りのために、大きく分けて3つの「作らない」を意識しておきましょう。
・乾燥を作らない
・刺激を作らない
・偏りを作らない
まずは、健やかな肌作りのために欠かせない「水分」を取り入れ、摩擦や紫外線、強い界面活性剤などのあらゆる刺激を避けることが大切です。
そして、美肌を作るのはスキンケアだけでなく「食事」「睡眠」「運動」も必要です。これらのバランスがそれぞれ取れて、健やかな体と肌が出来上がりますので、偏りを作らないようにしましょう。
全てを今日から始めることはとても大変ですが、できることから取り入れて、透明感のある素敵な肌になってくださいね。
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<執筆者コメント>
「透明感」の有無は、決して肌のトーンだけに囚われる必要はありません。
うるおいあふれる健やかな肌状態は、美しく艶やかな光の反射を作り出してくれ、透明感のある肌印象に導いてくれます。
「摩擦レス」x「たっぷりの保湿」で、透明感たっぷりな肌に近づいてくださいね。
〜透明感あふれる、うるおい肌へ。〜
執筆者:西川美佐子
*日本化粧品技術者会誌「肌の透明感測定とその対応化粧品の有用性評価」参照
*1 カンナビジオール(保湿・整肌成分)
*2 保湿・整肌成分
*3 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(保湿・整肌成分)
*4 うるおいキメの整った健やかな肌状態のこと