レチノールだけじゃない!マイルドな“植物レチノール”バクチオールとは?

突然ですが、「女性は7の倍数の年齢で体が変化する」と聞いたことはありませんか。これは中国に伝わる東洋医学に由来する考えで、実際に35歳を堺に肌のエイジングサインを意識し始める人が多いようです。

エイジング世代のスキンケアで人気の高い「レチノール」は、SNSや雑誌で見かける機会が多い美容成分ですが、”次世代レチノール”と呼ばれる「バクチオール」はご存じでしょうか。

どちらも肌を整える働きが期待できる一方で、「本当に効果があるの?」「どのような違いがあるの?」と疑問を抱く人も多いかもしれません。

今回は「レチノール」と「バクチオール」、2つの成分の特徴と働きを解説し、上手に取り入れるためのケア方法を紹介します。
 

 

美肌研究の原点。人気成分「レチノール」とは?


「レチノール」はビタミンAの一種で、肌のハリやキメを保つために欠かせない成分です。20世紀はじめに発見されて以来、エイジングケア*の王道成分として長い歴史を持ち、日本でも30年以上前から化粧品に使用されてきました。

長年採用されている大きな理由は、その確かな働きにあります。

肌は日々、新しい細胞が生まれ、古い細胞が剥がれ落ちる「ターンオーバー」によって健やかさを保っています。レチノールはこのサイクルに寄り添い、角質層を整えて、なめらかでハリのある肌印象へと導くことが知られています。

一方で純粋なレチノールは紫外線や酸素に弱く、敏感肌では刺激を感じやすい成分でもあるため、これまで敬遠していた人も少なくありません。

しかし近年は、原料や処方技術の進化により、安定性と使いやすさを両立したアイテムが数多く登場してきました。

医薬部外品の有効成分としてレチノールが配合されたエイジングケア商品もあり、特にエイジング世代に積極的に取り入れてほしい成分です。

 


次世代の選択肢!注目成分「バクチオール」とは?

「バクチオール」は植物から生まれた、”次世代レチノール”として世界的に注目を集めている成分です。原料のオランダビユはマメ科の植物で、古くからインドやスリランカに伝わる「アーユルヴェーダ」や中国の「東洋医学」の現場で使われてきました。

バクチオールとレチノールは構造が大きく異なりますが、肌に対してよく似た働きを持つといわれています。

海外の研究によると、レチノールに比べてマイルドな作用ではあるものの、皮むけや刺激が起こりにくく安定性にも優れていることが報告されています。紫外線の影響も受けにくいため、朝のスキンケアにも取り入れやすい成分です。

特に欧米で人気が高く、環境にやさしいナチュラルコスメや低刺激成分への需要の高まりにより、近年は日本でも注目が高まっています。

 


注目の美容成分を上手に取り入れるには?


美容成分にこだわり普段のお手入れに取り入れても、「効果がわからなかった」「肌に合わなかった」と感じてしまうともったいないですよね。成分の力を最大限に引き出すためには、配合されているアイテムを選ぶだけではなく、成分が劣化せずに肌まで届くかを見極めるのが大切です。

成分を上手に取り入れるために、アイテム選びの際には次の2つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
 

①劣化しにくい工夫がされていること
レチノール類の中には反応性が高く、不安定な成分もあります。

使い切るまでしっかりと取り入れるためにも
・水素添加されたものや誘導体といった安定性の高い成分
・遮光性の高い容器
など、品質を保つ工夫がされているアイテムを選びましょう。
 

②成分が肌に届く処方設計であること
美容成分の効果を引き出すには、角質層のすみずみまでしっかり届けるのが重要です。カプセル化や微粒子化といった技術が採用された処方であれば、より高い効果を期待できます。

また、閉塞効果によって成分の浸透を高めるフェイスマスクもおすすめです。近年では、アミノ酸系成分を活用して美容液の肌なじみを良くし、角質層への浸透力を高める技術も登場しています。アイテム選びの際には、メインの美容成分だけでなくサポート成分にも注目してみてください。

特にエイジング世代では、「刺激」にも注意が必要です。この世代はホルモンバランスの変化により、肌が揺らぎやすくデリケートな状態になりやすいのが知られています。刺激の少ない成分や保湿にこだわったアイテムを選んで、無理のない範囲で美容成分を取り入れるのがおすすめです。

また、純粋なレチノールは紫外線の影響を受けやすく、夜のスキンケアを推奨するアイテムもあるため、使用前に使い方や注意書きをしっかり確認するようにしましょう。一方でバクチオールは、レチノールよりも紫外線に対する安定性が高く、朝晩どちらのケアにも取り入れやすい成分です。

どちらも複数の肌悩みにアプローチでき、特に肌悩みが複雑化しやすいエイジング世代に取り入れてほしい成分です。ポイント使いにとどめず、化粧水・乳液・フェイスマスクなど肌全体をケアできるアイテムで継続的に取り入れ、日々生まれ変わる肌をサポートする習慣をつくっていきましょう。


 

まとめ


今回は、エイジングケアにおすすめの美容成分として「レチノール」「バクチオール」の2つを紹介しました。どちらも多くの研究がされてきた成分で、肌が大きく変化し始めるエイジング世代にとって、心強い味方になってくれるはずです。

エイジングケアで大切なのは、美容成分の特徴を理解し、自分の肌に合うものを無理なく取り入れることです。自分の肌と向き合いながら、肌悩みにあったアイテムを賢く選んで、毎日のスキンケアに継続して取り入れてみてくださいね。



 

シートマスク


エイジングケアにも、週に一度のご褒美を。

マリエランのシートマスクは、角質層までしっかりとうるおいを届けることにこだわった特別な設計です。旭化成が開発したベンリーゼ™素材を採用し、美容液をたっぷり抱え込んで肌にしっかり密着。やわらかくなめらかな肌触りで、特別なディナーのような贅沢感を味わえるマスクです。

通常よりも小さめに設計されたマスクは、「せっかくのご褒美時間だから、着用中の顔も美しくありたい」という開発者のこだわりが詰まっています。独自の切込みデザインで顔にしっかりフィットするから、液だれしにくく、服や髪がべたつきにくいのが特徴です。

安定性に優れた「水添レチノール」や、肌なじみのよい保湿成分「コメ発酵液」など、エイジングケアに取り入れたい成分を贅沢に配合しています。

<厳選保湿・整肌成分>
FUCOGEL®(フコゲル)*1・コメ発酵液・ヒト型セラミド*2・ヒト幹細胞培養液*3・ガラクトミセス*4・レチノール*5・NMN*6・ナイアシンアミド・プロテオグリカン*7・スクワラン*8・パンテノール・CICA*9・フラーレン・APPS*10・アルブチン

あなたらしい時間を大切にする無香料。「賢く、美しくなりたい」あなたの特別な時間を支えるこだわりの1枚です。

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<執筆者コメント>
皆さんは、エイジングケアで意識していることはありますか。スキンケアはもちろん、普段の食事や栄養バランスに気を配るのも大切だと感じています。

特に、季節の食べ物をおいしくいただくことは、心にも余裕をもたらしてくれます。私は30代に入ってから、以前より意識して野菜や魚をとるようになり、旬の味覚を楽しむ豊かさを実感するようになりました。最近では、週末に農産物直売所や魚市場に足を運び、旬の食材を選ぶ時間を楽しんでいます。

忙しいときはサプリに頼りがちになることもあるかもしれませんが、時間があるときにぜひ試してみてください。心も体も軽くなり、いつもより活き活きと過ごせるかもしれませんよ。

〜無理せず自分らしく、心地よいエイジングケアを〜

執筆者:うの



*本記事の「エイジングケア」とは、年齢に応じたお手入れのこと
*1ビオサッカリドガムー1(保湿柔軟成分)
*2セラミドEOP・セラミドNP・セラミドAP(全て保湿・整肌成分)
*3ヒト脂肪細胞順化培養液エキス(保湿・整肌成分)
*4水添レチノール(保湿・整肌成分)
*5ガラクトミセス培養液(保湿・整肌成分)
*6ニコチンアミドモノヌクレオチド(保湿・整肌成分)
*7水溶性プロテオグリカン(保湿・整肌成分)
*8スクワラン(保湿・整肌成分)
*9ツボクサエキス(保湿・整肌成分)
*10パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(保湿・整肌成分)