敏感肌さんは要チェック!肌トラブルの始まり「赤み」の種類と対策


少しずつ朝晩の気温が下がり、秋の気配を感じるこの頃。気候とともに肌の変化を感じている人も多いのではないでしょうか。

肌悩みが起こりやすいこの時期に注意しておきたいのが「赤み」。

実は、肌の赤みはそのままにしておくと本格的な肌トラブルにつながることもあり、早めの対応が必要な肌のサインです。

そこで今回は「赤み」の原因や種類、対策について紹介します。


◾️そもそも赤みとは?どうしておこるの?

一言で「赤み」と言っても原因は1つではありません。

赤みをもたらす主な原因としては下記のようなものがあります。

 

・乾燥
・炎症(かぶれ、脂漏性皮膚炎)
・血流の変化(寒暖差、緊張など)
・血管の拡張(毛細血管拡張症)
・年齢による、肌のバリア機能の低下
・皮膚疾患

などがあり、原因によって対策も異なります。

また、肌の赤みをそのままにしておくと、炎症やかゆみにつながることも。さらにそれらが刺激になるとメラニン色素が生成されシミにつながったり、バリア機能の低下や乾燥、シワや毛穴トラブル、ニキビといった数多くの肌トラブルにつながったりすることもあります。

加えて、アジア人の肌は他国の人の肌と比較して下記のような特徴があります。

・水分の蒸散量(水分が蒸発する量)が高い
・角質の水分量が低い
・表皮からの分子の浸透もしやすい
・角質層が薄い

もともとダメージを受けやすく繊細な肌である上に、年齢を重ねるとホルモンバランスの乱れなども加わるため、特にエイジング世代は赤みに注意が必要です。



 

◾️主な赤みの種類と対策

代表的な赤みの種類の特徴と対策を紹介します。赤みの区別はとても難しいため、全てではありませんが、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1)乾燥性皮膚炎
その名の通り、乾燥によって肌のバリア機能が失われた状態に、皮膚に刺激が加わり、赤みやがさつき、プツプツといった炎症が怒った状態です。

<特徴>

・白く粉を吹く
・ガサガサしている
・湿疹が起こる/かゆみが起こる

この状態の肌は繊細で水分蒸発もしやすい状態であるため、乾燥や刺激を起こさないということが第一優先になります。オールインワンクリームなどを使用して、シンプルで摩擦レスな保湿を心がけたり、長時間の入浴を避けるなどして、できる限りやさしいスキンケアと肌が繊細になるようなことは控えるようにしましょう。

 

2)脂漏性皮膚炎
これも皮膚炎の一種です。かゆみを伴う場合も多く、慢性的なケースも少なくありません。また、頭皮で起こった場合は老けで悩む人も多いと言われています。

<特徴>

・皮脂分泌が多い箇所に出やすい
・フケ(黄色っぽいフケ、乾燥したフケなど)に悩む人が多い
・痛みやなく、かゆみも少ないことが多い

Tゾーンや髪の生え際など、皮脂分泌が多い箇所に出やすい傾向にあるのが、この脂漏性皮膚炎です。皮膚に存在しているマラセチア菌が原因の1つといわれているため、まずは清潔にすることがポイントです。その上で、マラセチアはカビ(真菌)の一種であるため皮膚科での治療が有効的なので、皮膚科専門医に相談するのがおすすめです。

 

3)酒さ(しゅさ)
酒さははっきりとした原因が明確になっていない、原因不明の慢性炎症生疾患です。エイジング世代に出やすい赤みで、紫外線や寒暖差などで出やすくなるのも特徴的です。

<特徴>

・ほてったような感覚がある
・ニキビのようなプツプツしたものが出ることもある
・広範囲にわたって赤みが出ることがある

はっきりとした原因がわかっていない酒さですが、化粧品などの刺激が赤みを悪化させることが多いため、まずは、刺激となりうるお手入れ(スクラブやゴマージュといった物理的なもの)は控え、ご自身が苦手な成分(アレルギー物質やアルコールなど)は避けるようにしましょう。

また、バリア機能が低下していることも多いため、健やかな肌の基本である、やさしい洗顔や保湿ケア、摩擦レスや紫外線対策といった基本を今一度徹底するのがおすすめです。


4)接触性皮膚炎
金属や化粧水、花粉といった特定のものが触れることで起こる炎症で、世代をわず出やすい赤みの1つです。バリア機能の芸化により、普段使用している毛y層品が急にしみるといった場合もこの接触生皮膚炎に該当します。

<特徴>

・かゆみを伴う
・湿疹のようなものが出ることもある
・原因となる物質の接触部位に出やすい

接触性皮膚炎の基本は、まずは原因となる物質から遠ざかることが第一の対策になります。悪化すると範囲は広がり色素沈着の原因にもなりますので、気がついた時は皮膚科専門医に相談するとともに、バリア機能の回復のために刺激の少ないやさしいスキンケアを心がけましょう。

 

5)ニキビ痕(炎症後紅斑)
ニキビの症状が落ち着いて来た頃に残っている赤みです。赤味噌のものは時間経過とともに徐々に改善していくことがほとんどですが、ニキビの度合いによっては長期になりやすい赤みの1つです。

<特徴>

・ニキビの形にそった丸い赤み
・炎症度合いにより色の濃さに差がある
・全体ではなく部分的

ニキビの箇所にできるのがこのタイプの赤みですが、ニキビになっている期間が長かったり、ニキビに触れるクセがあると赤みは出やすくなります。まずはニキビを作らないようスキンケアや規則正しい生活習慣を心がけ、できてしまった場合は不用意に触れないことも大切です。

 

◾️赤みにおすすめの成分はある?

肌の赤みが出た時は、肌が乾燥していたりバリア機能が低下していたりすることが多く、時には炎症が起こっていることもあります。

そのため、炎症を抑えながら肌の土台となる成分を取り入れるようにしましょう。

 

働き

代表的な成分

肌表面をうるおす

・コラーゲン
・ヒアルロン酸

角層に浸透&水分を吸着

・アミノ酸
・グリセリン
・BG

角層に浸透&水分を挟み込む

・セラミド
・コレステロール

皮脂のバランスを整える

・ビタミンB6
・ライスパワーNo.6

炎症を抑える

・アラントイン
・グリチルリチン酸ジカリウム
・グリチルリチン酸ステアリル
・アゼライン酸



◾️まとめ

肌の赤みやその原因、種類について紹介しました。肌の赤みはそのままにしておくと更なる肌トラブルを招くため、できる限り早い対応が望ましい「肌のサイン」です。

今回のブログでは、具体的な効果別に代表的な成分を紹介しましたが、マリエランのスキンケアに配合しているCBD(カンナビジオール)は、保湿や肌荒れを防ぐといった効果もあり、万能に働く成分としても注目を浴びています。

特にこの時期は気候の変化も大きいため、美しい肌を保つためにも、痛みやかゆみがなくても赤みが出たら見逃さずに早めのお手入れを心がけるようにしましょう。


オールインワンフェイスクリーム

季節の変わり目やさまざまな刺激で赤みが出やすい肌を、刺激を抑えた1ステップでやさしく包んでくれる、肌のためのオールインワンフェイスクリーム。

・肌荒れを防ぎ、肌を整える保湿整肌成分「CBD(*1)」「グリチルリチン酸ステアリル(*2)
・1gで6Lの水をしっかり捕まえる「ヒアルロン酸Na(*2)
・うるおいをキープする「スクワラン(*2)」「ホホバ種子油(*2)
・肌を中(*3)からうるおし、整える「プラセンタエキス」

を中心とした、肌の土台をしっかり作りながら整える、スキンケアに迷ったらまずは手に取ってほしいアイテムです。

これ1つで「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」「パック」の5役を叶えるだけでなく、スキンケア時の摩擦をできる限り減らしたなめらかで心地よいテクスチャーも、ぜひご体感ください。

赤みの原因となる、乾燥と摩擦を可能な限り抑えた、オールインワンクリームはこちらこちら



<執筆者コメント>
シワやシミといったはっきりわかるトラブルではないため、つい見逃しがちになる「赤み」。

具体的なお手入れがなかなかされない肌変化の1つですが、肌トラブルが起こる前の肌の声であり、特にアジア人はここから肌悩みが発展しやすいため、早めのお手入れが美肌をキープするポイントです。

マリエランの美容理論である「摩擦レス」x「保湿」は赤み対策にはピッタリのスキンケアで、肌悩みが起こる前のアプローチが可能なアイテムばかり。

また、ステップ数も少ないため時間も手間もかかるものではなく、続けやすいのもポイントです。

ぜひこの機会に、マリエランとともに美肌を目指しませんか。

〜「私は美しい」と声に出したくなる肌へ。〜

執筆者:西川美佐子

*1 カンナビジオール(保湿・整肌成分)
*2 保湿・整肌成分
*3 角質層まで